モデル | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射速度 | 発射形式 | 製造国 |
M1918 | 1194mm | 8.85kg | 7.62mm×63 | 20 | 600発/分 | S/F | アメリカ |
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M1918A2 | 1194mm | 8.83kg | 7.62mm×63 | 20 | 350発/分 550発/分 | F | |
wz.1928 | 1194mm | 8.85kg | 7.92mm×57? | 20 | 600発/分 | S/F | ポーランド |
天才銃器デザイナーのジョン・ブローニングが、第一次世界大戦中に開発した軽機関銃。愛称のBAR*1は『Browning Automatic Rifle:ブローニング自動小銃』の略。
ボルトアクション式やせいぜいがセミオート式の銃が主力歩兵銃だった当時としては、比較的軽量で、かつ連射機能を持つBARは制圧力に優れ重宝された。なにより、分隊の前進に追随し、抱えて歩きながらでも撃てる軽便さは画期的で、俗に「ウォーキングファイア」と呼ばれたBARは、のちの分隊支援火器の走りであり、当時同様のコンセプトを目指して開発されていた軽機関銃のなかでは抜きん出ていた。それだけに脅威を排除しようとBARの射手は真っ先に狙われたが、それ故に男の度胸を見せる『誇りある職種』と認識され、兵士の間では人気銃だったと云う。
欠点は連射による銃身の過熱と摩耗により、命中精度が著しく低下することだ。他の軽機関銃は銃身を交換する事で対応させていたが、個人運用が前提のBARには出来ない相談なので、あえて発射速度を落としたり、後述のA2では発射速度を2段階に切り替えることができるレートリデューサーを追加するなどの策が施されている。
当初、BMR(Browning Machine Rifle)の名称でテストされていた本銃は、1917年に「BAR M1918(制式名称 Rifle, Caliber .30, Automatic, Browning, M1918)」として制式採用され、コルト社とウィンチェスター社、それにマーリン・ロックウェル社で合わせておよそ10万挺が製造された。製造に際しては、改修作業が並行して行われたり施設を新たに準備したりなど、生産体制が整うのに時間を要したことから、完成したM1918が前線に送られた*2頃には、第一次世界大戦は終戦も間際であった。とはいえ、大戦の転機となったムーズ=アルコンヌ攻勢では、BARを装備した部隊が投入されて戦果を上げている。
BARは、ブローニングからパテントを譲渡されたコルト社により、スポーターモデルも市販されている。1931年に「コルト・モニター」の名称で発売されたが、世界恐慌の折、非常に高価でもあったことからアメリカ国内での売り上げは芳しくなかった。しかし、同時期のトンプソン短機関銃同様、当時のギャングたちには大いに受け、ボニー&クライドとして知られたギャングによって、悪名をとどろかせている。ちなみにボニー&クライドが使っていたのはモニターではなく、州兵器庫から弾薬と共に強奪したミリタリーモデルのM1918である。
1937年にはバイポッドと跳ね上げ式のバットプレートを追加したM1918A1が。翌1938年には、レートリデューサーの追加を始め、さらなる改良が施されたM1918A2が開発され、アメリカ軍に制式採用された。初期に製造されたM1918も多くがA2仕様に改修され、第二次世界大戦や朝鮮戦争において、陸軍と海兵隊により使用された。
以上、20世紀前半を通じて活躍したBARだったが、戦後になってドイツの優れた軽機関銃技術が流入すると、その技術を使ったM60などの多弾倉型の軽機関銃が分隊支援火器の主流となり、フルオート機能を備えた歩兵銃であるM14が登場したこともあって、以後、BARの眷属は潰えてしまった。
とはいえ、ブローニング氏ならではの堅牢な設計は大戦後も信頼厚く、まだM16の評判が散々だった頃には、ベトナムの戦場にまで持ち込んだ兵士もいたらしい。
今でも、BARの名を持つ狩猟用セミオートマチックライフルがブローニングアームズから販売されているが、ガスオペレーションである以外には共通点はほとんど無い。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
アヴァロン 灰色の貴婦人 | − | − | 項目参照 |
青の祓魔師 | アニメ | 祓魔師 | 第22話 ゴブリン退治にて使用 |
悪徳の都 | − | − | 項目参照 |
硫黄島からの手紙 | − | − | 項目参照 |
ウインドトーカーズ | − | − | 項目参照 |
ウルヴァリン:X-MEN ZERO | − | − | 項目参照 |
エンパイアーズ | ゲーム | ティム・オライリー | − |
キャプテン・アメリカ | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ2 | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ2: ビッグ レッド ワン | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ3 | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ ファイネスト アワー | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ: ワールド アット ウォー | − | − | 項目参照 |
コンバット! | ドラマ | カービー | − |
ザ・ユニット 米軍極秘部隊 | − | − | 項目参照 |
猿の惑星 | − | − | 項目参照 |
ジオブリーダーズ | − | − | 項目参照 |
地獄の黙示録 | − | − | 項目参照 |
シン・レッド・ライン | − | − | 項目参照 |
ストライクウィッチーズ | − | − | 項目参照 |
砂ぼうず | − | − | 項目参照 |
ダイ・ハード | − | − | 項目参照 |
地球最後の男オメガマン | 映画 | ロバート・ネビル | スコープ及び暗視装置付 |
父親たちの星条旗 | − | − | 項目参照 |
沈黙の陰謀 | − | − | 項目参照 |
パール・ハーバー | − | − | 項目参照 |
鋼の錬金術師 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド? | − | − | 項目参照 |
パブリック・エネミーズ | − | − | 項目参照 |
人狩り | 小説 | 水野 雅之 三波 池山 3人の略奪者 | 略奪者から奪ったもの 略奪者から奪ったもの 水野と三波が略奪者から奪ったもの M1918A1 |
フォールアウト | − | − | 項目参照 |
プライベート・ソルジャー | − | − | 項目参照 |
プライベート・ライアン | − | − | 項目参照 |
ブラザー イン アームズ | − | − | 項目参照 |
ブラザーフッド | − | − | 項目参照 |
ブラック・ラグーン | − | − | 項目参照 |
ブレット・ザ・ウィザード | 漫画 | フィッツジェラルドの部下 | 第26話 M1918A1 スコープ付き |
メダル オブ オナー | − | − | 項目参照 |
蘇える金狼 | − | − | 項目参照 |
ラストマン・スタンディング | − | − | 項目参照 |
ランダウン | 映画 | ハッチャーの手下 | − |
ワイルド7 | − | − | 項目参照 |
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