開発は中国北方工業公司(ノリンコ)。中国軍の制式突撃銃87式自動歩槍をベースに、大幅な改修が行われたモデル。香港がイギリスから返還される時期に合わせて開発が進められた。
QBZ-95は国内用で5.8mm×42という独自の口径を使用するが、QBZ-97は輸出用で、口径が5.56mm NATOに変更され、マガジンもM16互換となっている。
前身である81(87)式自動歩槍の源流はソ連のSKSまでさかのぼる。95式もその系譜を受け継ぎ、内部機構にショートストローク・ガスピストン方式を採用しているが、本銃はさらに中国初の本格的なブルパップスタイルを採り、ポリマー素材を多用するという近代的な改革に臨んだ。巨大な戦力を抱える中国では、ポリマー化によるコストダウンやメンテナンスフリー化のメリットは大きいと思われるが、使用弾薬も含めて、その実力はまだまだ未知数と言ったところだ。
オプションとして、アドオンタイプのグレネードランチャー(QLG-91B)が開発されたほか、カービンタイプやSAWタイプも用意されている。最近では12ゲージのセミオートショットガンタイプも公開され、かなり気合いの入ったバリエーション展開となっている。
しかし、香港の駐留部隊へ配備は進んだものの、馴染みのないブルパップ式のレイアウトや、構造が複雑でメンテナンスに手がかかる点などが、部隊からは不評だった模様で、その後、使用弾薬は同じながら、従来型のレイアウトに戻した03式小銃が新たに開発された。
当面、人民解放軍の小銃は、練度の高い部隊向けの95式と、一般兵向けの03式の二本立てで整備が進められるようだ。
また一方インドの南、スリランカ南部で勃発していた内戦において実質的に勝利しているスリランカ政府軍は中国政府からの支援を受けており、97式自動歩槍を装備していることが確認されている。
モデル | 解説 |
QBZ-95 | 基本型 |
---|---|
QBZ-95B | 特殊部隊や空挺部隊用のカービンモデル |
QBB-95 | 分隊支援火器モデル。75連ドラムマガジンやバイポッドを装着する |
QBZ-97 | QBZ-95の5.56mm×45仕様 |
QBZ-97A | QBZ-97に3点バースト機構を搭載 |
QBZ-97B | QBZ-97のカービンモデル |
QBB-97 | QBZ-97の分隊支援火器モデル |
QBZ-95-1 | QBZ-95の改良モデル。QBZ-95Gとも呼ばれる 人間工学を考慮したデザインでピカティニーレールなどが追加された |
QBZ-95B-1 | QBZ-95-1のカービンモデル |
QBB-95-1 | QBZ-95-1の分隊支援火器モデル |
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
CANAAN | − | − | 項目参照 |
TRIDENTS トライデンツ | 漫画 | 中国武装犯 | 番外編 |
アンダーワールド | − | − | 項目参照 |
インセプション | − | − | 項目参照 |
オペレーション・フラッシュポイント | − | − | 項目参照 |
カウンターストライク オンライン | − | − | 項目参照 |
クロスファイア | − | − | 項目参照 |
ケイン&リンチ2 ドッグデイズ | − | − | 項目参照 |
ゴーストリコン2 | − | − | 項目参照 |
ゴーストリコン アドバンスウォーファイター | − | − | 項目参照 |
ゴーストリコン アドバンスウォーファイター2 | − | − | 項目参照 |
ゴーストリコン フューチャーソルジャー | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ: モダン・ウォーフェア3 | − | − | 項目参照 |
スプリンターセル | − | − | 項目参照 |
スペシャルフォース | − | − | 項目参照 |
太陽の黙示録 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド2 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド2 モダン・コンバット | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド 3 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド 4 | − | − | 項目参照 |
ブラッドバス | 小説 | 武警隊員 | − |
ペーパーマン | − | − | 項目参照 |
マーセナリーズ 2:ワールド イン フレイムズ | − | − | 項目参照 |
ヤングガン・カルナバル | − | − | 項目参照 |
レインボーシックス | − | − | 項目参照 |
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