レッド・サイレン / La Sirene rouge †
2002年、フランス
監督:オリヴィエ・メガトン
原作:モーリス・G・ダンテック
・ストーリー
反ファシズムの過激派組織「自由の鐘」に所属する傭兵ヒューゴ(ジャン・マルク・バール)は、任務中に非戦闘員の少年を射殺したトラウマに悩まされていた。そんな時、彼の車にアリス(アレクサンドラ・ネグラオ)という少女が潜り込んで来る。アリスの母親エヴァは政界と強いパイプを持つ実業家であり、武器売買にも携わる身だった。彼女が殺人を犯す映像を見て以来、母親から逃げていたのだ。二人はアリスの父親がいるポルトガルへと向かう。やがて彼らを追ってポルトガルに現れる傭兵達とそのリーダーであるボント大佐。そしてアリスの訴えによって事件を追っていた女刑事アニータ(アーシア・アルジェント)を巻き込んだ逃避行の果てに二人を待ち受けているものとは――。
・作品解説
「レッド・サイレン」というタイトルは「赤い妖精」という意味合いであり、ヒロインのアリスのことを表している。途中、ヒューゴと傭兵達によって、暗闇のモーテルにおいて繰り広げられる幻想的な映像効果で描かれた壮絶な銃撃戦は見所。
DVDの特典にて『レオン』、『RONIN』の銃器スタッフであるクリストフ・マラティエによる銃器の解説があり(ホログラフティック・サイトを装着したSG552やミニチュアのピストルなどが見れる)、また、銃撃戦のシーンのみ撮影監督によるコメンタリーもある。