サイレン / SIREN †
2003〜,SCEI
SCEJから発売された和風ホラーアドベンチャーゲーム。
何度倒しても復活する『屍人』と呼ばれる敵や余りにも非力な主人公達、全ステージをクリアしても解明されない謎が残るストーリーなど高い難易度でプレイヤーを突き放しているが、濃厚なストーリーや徹底したリアリティーなどで人気を得ている。
「他者」の視界を盗み見る「幻視(視界ジャック)」を駆使し、ステージ上のあらゆる物を使い敵を「陽動」する。これまでのホラーアドベンチャーとは違い「戦う」のではなく「逃げる」をメインに10人以上のキャラクターが織り成す群像劇。
2006年には「サイレン -FORBIDDEN SIREN-」として市川由衣主演で映画化され、サム・ライミが映画のリメイク権を獲得した。
ゲーム †
サイレン / SIREN †
「どうあがいても、絶望。」
0:00。赤い海からサイレンが響き、一つの村が消えた……。
内陸に位置し三方を山々に囲まれた羽生蛇村。午前零時に鳴り響いたサイレンと共に村は赤い海に寸断され、人々はサイレンの音に導かれ赤い海へと消えていく。そして海から還ってきた人々は屍人と化し、村は屍人の村へと摩り替わる。生き延びた人々は、この絶望的な状況に各々の最後の望みを賭け、必死に抗っていく……。
しかし、人知の及ばぬ異常事態の中での抵抗は次第に主人公たちを狂わせて行く・・・
ヒントが無く最初のステージから躓くプレイヤーが多く地図に現在位置が映し出されないなどシステム面からプレイヤーを突き放す。
しかし、それまでのホラーには無かった昭和日本の面影は多くのファンを生む要因となった。
日本が舞台ということもあり、プレイヤー側の銃器所持率は低い。キャラクターが所持する銃器は猟師等の例外を除くと、村に落ちている物を拾うか敵から奪うか、または他のキャラクターが落とした物を拾って使うことになる。
(屍人側の銃器所持率は高いが、これは作中入手できるアーカイブにより推測が出来るようになっている)
サイレン2 / SIREN2 †
「絶望のサイレンが、再び鳴り響く」
29年前、日本近海の離島、夜見島。深夜0:00、原因不明の海底ケーブル切断により島全体が大停電となり、一夜にして全住民が失踪した。
そして現代。ある者は取材の為、ある者は無実の罪を晴らす為、ある者は訓練中の事故で、ある者は思い出を頼りに、廃墟の島に訪れる。深夜0:00、鳴り響くサイレンと共に、29年前に消えたはずの人々が、異形の者と化し、帰ってきた。人としての生存をかけた絶望的な戦いが始まる……。
希望にすがろうとする事ですら、ここでは絶望への始まりである。
本作では自衛官の登場によってアクション面の強化がなされており、難易度変更が可能など前作よりも多くのプレイヤーに親しみやすくなっている。また、屍人や闇人を倒すと所持している武器を奪えるようになったため、銃器等の強力な武器を入手しやすくなっている。
9mm機関拳銃の構え方が実際のものとは違う*1、26年式拳銃の使用弾が実際と違うなど『おや?』と思う場面もある。
◎:初期装備 ○:拾得・敵から奪取 △:その他 ×:非使用
SIREN New: Translation †
「息することさえ、恐怖。」
2007年8月3日
米国のテレビクルーが、日本の山間部を取材中、突然その消息を絶った。
プラットホームをPS3に移した3作目。登場人物の多くがアメリカ人となり、物語の舞台も1作目同様の羽生蛇村だが、本作向けに再構成されたものとなった。
漫画版 †
サイレン -ETERNAL SIREN- †
週刊ヤングサンデーで連載された「夜魅島」を舞台にしたサバイバルホラー。