モデル | 全長(伸長時) | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
MGL Mk1 | 556mm(776mm) | 5.3kg | 40mm×46 | 6 | 南アフリカ |
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MGL-140 | 661mm(787mm) | 6.0kg |
南アフリカ共和国のアームスコー社が開発した6連発型軍用リボルビング・ グレネードランチャー。現在はベクター(Vektor)社が製造しており、また供給元の名を取って『ミルコウ(Milkor) MGL』、『ダネル(Denel) MGL』とも呼ばれるが、いずれも同一のものである。
弾薬はNATO規格の40mmx46を使用し、仰角付きの光学サイトが標準装備されている。
装填、排莢は手動で行うが、弾倉を丸ごと上方に回転させて一気に装填できるので、それなりに操作性はよい。またリボルバー弾倉のスプリングは、手動で弾倉を左方向に回して巻き上げる。
連発型グレネードランチャーの先駆けであり、以後、各国でこのランチャーを参考にしたランチャーが作られていく。特に弾倉を回してネジを巻く方法は多くのランチャーにコピーされた。例えば、ロシアTsKIB SOO社製の『RG-6 (6G30) 』は「ケースレスグレネード」を発射する為に、『GP-25の銃身部分』をシリンダー状に6発分まとめた形になっており、巻き上げ機構はシリンダー後方に付いている。
MGLはクロアチアRH Alan社において『旧ユーゴ内戦での戦訓』に基づいた改良を認め、クロスライセンス契約により『RGB-6』の名で生産されているほか、最近、その成果を取り入れた改良型の『MGL140』がアメリカ海兵隊に、『M32』の制式名で採用された。
MGL140は非殺傷弾をはじめとするより多くの弾薬に対応できるよう、シリンダー(弾倉)の長さが140ミリに延長されているほか、M4カービン用のVLTOR社製テレスコピック・ストックや、クアッド(四面)レイアウトのピカティニーレールを装備している。
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