RH AKM63 【突撃銃】 †
外見 | モデル | 全長(伸長時) | 重量 | 口径 | 装弾数 | 連射速度 | 発射形式 | 製造国 |
| AKM63 | 880mm | 3.29kg | 7.62mm×39 | 5/20/30/40/75+1 | 600発/分 | S/F | ハンガリー |
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| AMD65 | 648(847)mm | 3.21kg |
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| AMP69 | 637(921)mm | 3.95kg |
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ハンガリーのFEG(フェギバール・エス・ガスゲスレーケージ)が、1963年から生産していた突撃銃。AKMのライセンス生産品である。
AKMの問題点であった放熱性の改善と操作性の向上のため、ハンドガード上部を廃し、下部はヒートシールド構造に変更。そのため上部ガスパイプが剥き出しになっている。また、グリップを前後逆に取り付けたフォアグリップが標準装備されている。ストックとフォアグリップは木製とプラスチック製があり、さらにプラスチックでも色の違う物があるなど、数種類のバリエーションがある。7.92mm×33弾仕様のものも少数あったようだ。
当初はハンガリー軍の制式として広く支給されていたが、製造費が高いことと、フォアグリップが破損しやすいとの報告があり、AKMクローンの「AK-63」に置換された。このため、AK-63がAKM-63の後継という非常にややこしい経緯となっている。
バリエーションとして1965年にハンガリー軍に制式採用されたカービンモデル・AMD*165がある。短縮した銃身と折り畳みストックを持つ空挺部隊・特殊部隊向けのモデルで、強い反動を軽減するため、銃口に大型のコンペンセイターを装備している。こちらは少数採用のため、AKM-63の置換後も残り続けた。
1969年に制式採用されたAMP*269は、特殊部隊からの要請でAMD65に細かな改修を加えたモデルで、アタッチメントなしでライフルグレネードを装着・発射できるのが特徴である。フォアグリップは廃されているが、代わりにグレネード発射の反動を逃がすためにフォアエンドにスプリングを組み込み、リアストックにもショックアブソーバーを内蔵するなど、新たな改良が施されている。
なおAMD65/AMP69は折り畳み式のワイヤーストックがドラムマガジンとの併用を想定されておらず、折り畳み時には接触するため、民間のユーザはストックをカスタムして使用しているようだ。
AMD65が有名なため、海外のディーラーですらフルサイズモデルを「AMD63」の名称で販売していることがある程ややこしいモデル名を持つシリーズである。*3
余談だが、これらAKM63バリエーションに限らずハンガリー製のAK系の銃は全て、セレクターの表記がセミオートは『1』、フルオートは『無限大マーク(∞)』と、わかりやすいように簡略化されている。
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