マグプル FMG-9 / Magpul FMG-9 【短機関銃】 †
FMG-9(Folding Machine Gun, 9mm)は、アメリカのマグプル社が開発した折り畳み式の短機関銃である。2008年のショットショーで初めて登場した。コンセプトは要人警護用のPDWであり、携行のし易さを考慮し、主要部品はポリマー素材で構成されている。 折り畳みと展開の仕組みは、先に登場したアレス FMGやUC-M21を参考にしているが、内部機構にグロック 17系のスライドアッセンブリーを組み込む設計となっている。完成品のピストルに装着するピストルカービンキットとは異なる。コッキングハンドルを引くとロックが外れ、スプリングによって展開状態となる。展開はハンドルを軽く引くだけで行えるため、キャリングハンドルを握った手でそのまま展開が行える。展開時にはフォアグリップがせり出し、本体後部を覆っている部品は展開時にはバットストックの固定及びチークピースを兼ねる。コッキングは展開後にコッキングハンドルを介して内部のスライドを引く仕組みであり、ハンドルは左右に交換が可能で利き手を選ばない。 2010年、マグプル社のエアソフトガン部門であるPTSは、台湾エアガンメーカーのKWAとの共同開発で「FPG(Folding Pocket Gun)」の名称で、既存のエアソフトガンを組み込むことで完成するカスタムキットと、組み込み済みのコンプリート製品を発売している。内部機構には日本のKSC製のガスブローバックガンG18C、またはそのKWA製クローンを組み込む設計で、両社のエアソフトガングロック用のマガジン(6mmBB弾)を使用する。 PDRなどと同様、プレリリース後動向が全く不明であったが、2021年1月に突如公式サイトにて告知をリリース。アメリカ・ワシントンの新興拳銃メーカーZEVのオリジナル拳銃OZ9をベースとした新モデルが翌年度発売予定との発表が為された。
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