デジニトクマッシ SR-2 “ベレスク“ / ЦНИИТОЧМАШ СР2 (Вереск) 【短機関銃】 †
1990年代中盤にロシア連邦保安庁(FSB)が9mm×21弾を使用する新たな短機関銃の開発を要求し、1999年にロシア内務省(MVD)と関係の深い設計所であるデジニトクマッシ社が開発・公開した小型短機関銃。ベレスク(Вереск)とは、ヘザー(和名はギョリュウモドキ)と呼ばれる、花をつける常緑低木のこと。 本体はSR-3からそのまま流用されたプレス製レシーバーと、ポリマー製のグリップとフォアエンドで構成され、重量約1.6kgと軽量。内部機構は、当然ながらSR-3同様の、AKタイプのロングストローク-ガスピストン方式のガスオペレーションで、これは短機関銃としては珍しい。レシーバーの両サイドにレバーを備えるが、右のものはマニュアルセイフティ、左のものはセミ/フルを切り替えるセレクターである。ストックはプロトタイプではウージーのような複雑なアンダーフォールディングだったが、後にアップフォールディングに変更されている。 改良型のSR-2Mではフォアグリップと、MP5Kのように射手の手をマズルブラストや不慮の事故から守るためのマズルアタッチメントが追加されている。また、チューブレスタイプのダットサイトを標準で備える。 公開の翌年、2000年初頭よりロシア国内でFSBやその他法執行機関で使用されているようだ。
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