レッドスティール / RedSteel †
2006,UBIソフト
・概要
Wiiで発売されたFPS。開発はフランスのUBIソフト。
Wiiリモコンを刀に見立てて戦うチャンバラパートが節目に挿入されている。FPSパートではWiiリモコンは画面内の銃と連動し、横撃ちも可能。空港の警備員があまり一般的ではないMP412を持っていたり、ヤクザが自衛隊の89式小銃を持っていたりと、銃器のチョイスは独特である。
ヤクザの話す片言の日本語や、中華風と和風が入り混じった東京の町並みなど、「外国から見た間違った日本」といった雰囲気を持つが、序盤のアメリカステージでラッパー風の太った黒人男性がバットを持って襲ってきたりと、日本だけでなくアメリカも勘違いしている節が見られる(メーカーのUBIソフトはフランスの会社である)。
集中力によって体感的な時間の速度を遅くして、敵の動きを止めて攻撃できるフリーズショットや「降参した敵を見逃す」「無駄弾を使わない」などスマートな戦い方をすると、『侍ポイント』が貯まり新しい技を習得できるなどのシステムが特徴。
日本でのイメージキャラクターは俳優の松田龍平を起用。ちなみに本作には佐藤組というヤクザが登場するが、松田龍平の父、松田優作は映画『ブラックレイン』で佐藤というヤクザを演じていた(『ブラックレイン』も他の映画ほどでないにしろ、"日本を勘違いした映画"と言われている)。
・ストーリー
主人公スコットはロサンゼルスのホテルで婚約者のミユの父・佐藤と初めて会う予定だったが、そこへ謎の武装集団が現れてミユをさらっていく。
佐藤は実は自分が日本の巨大ヤクザ組織"佐藤組"の組長で、あの武装集団は佐藤組に代々伝わる名刀『刀霧』を狙った敵対ヤクザ組織だろうと話す。
スコットはミユを救い出すという決意を胸に、単身東京へ渡る。
レッドスティール2/RedSteel2 †
2010,UBIソフト
Wiiリモコンの機能を高めるWiiモーションプラス専用ソフトである。ヤクザと戦う前作と違い、西部劇と日本が融合した世界観になっている。
戦闘は刀を使った接近戦が中心になり、銃は種類が少なくなっている。その代わりお金を使って「いらない部品を外して連射力を上げる」「部品を良いものに換える」など、銃のパワーアップが可能となっている。