H&K社が2007年に発表した自動拳銃。
同社のUSPをベースとしつつ、デルタ出身のガンスミス、ラリー・ヴィッカーズを始めとする元(ないし現役)特殊部隊員の意見が大きく反映され、彼らが求める「理想的なデューティピストル」を目標として設計された。
公式には、2005年よりU.S.SOCOM(アメリカ特殊作戦軍)が行った、M9の後継拳銃を選定するJCPP(Joint Combat Pistol Program)トライアルのために開発されたということだが、ヴィッカーズ氏へのインタビューによると同銃の開発中にJCPPがスタートした、というのが実際であるらしい。
JCPPにはHK45の他、ベレッタ Px4、シグザウエル P220、グロック 21が参加していたが、そのどれもが選定されることなく2006年秋に突如として計画自体の無期限延期が決定。そこでH&K社はHK45をすぐさま北米市場に投入することとし、2007年のショットショーで公開されることになった。
角の切り落とされたスライド、交換可能なバックストラップ、ピカティニー規格のアンダーマウントレール、操作系のアンビ化など、基本的なスタイルはP2000のものを踏襲している。3ドットの描かれたロープロファイルタイプのフロント/リアサイトも同様である。
フレーム後部のレバーはUSPから受け継いだコントロールレバーで、セイフティとデコッキング操作を兼用する。やはりUSP同様、パーツ交換によってセイフティまたはデコッキングオンリーとすることも可能。トリガーメカニズムもUSP同様、SA/DAとDAOの変換が行えるうえ、DAOはUSPコンパクト由来のLEM(or CDA)トリガーとなっている。
マガジンはUSP45コンパクトのマガジンを延長したものが流用されている。同じフルサイズのUSP45に比べ装弾数は2発減となったものの、これによりグリップのスリム化が図られている。なお、HK45用のマガジンはUSP45コンパクトでもそのまま使用可能。
フレームカラーは通常のブラックの他、ミリタリー・グリーンとデザート・タンが用意されている。
トライアル提出時のプロトタイプでは、外観はP2000同様の意匠となっていたが、販売モデルではP2000の上位モデルに当たるP30タイプの意匠に変更された。P30由来のグリップチャンネルの稜線に沿って格子状にカーブラインが施されたデザインは「スパイダーマングリップ」と呼ばれている。
バリエーションとしてはコンパクトタイプのHK45C(コンパクト)や、サイレンサーを装着するためのネジ切りがされたHK45T(タクティカル)が存在する。HK45Cはプロトタイプのものに近いP2000タイプの意匠の外観となっている。HK45Cは「Mk.24 Mod.0」の名称で米海軍SEALに採用されており、そのMk.24仕様を踏襲したHK45CT(右写真参照)も存在する。
ちなみにHK45とHK45Cは、P2000とP30のバリアントにない、.45口径モデルに相当する製品ともなっている。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Alliance of Valiant Arms | − | − | 項目参照 |
Lie to Me | ドラマ | ヨンデ | ライトマンの発言による機種名 |
OPERATION7 | − | − | 項目参照 |
TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より- | アニメ | 明智 小五郎 | バレルウェイト装着 第1話 |
ZIG World Can't Allow Teller | − | − | 項目参照 |
ゴーストリコン アドバンスウォーファイター2 | − | − | 項目参照 |
サバゲっぱなし | − | − | 項目参照 |
ザ・ウォーカー | − | − | 項目参照 |
ザ・コンサルタント | 映画 | ブラクストン | HK45T サプレッサー装着もあり |
ソードアート・オンライン | − | − | 項目参照 |
タイムクライシス5 | ゲーム | キース・マーティン ロバート・バクスター | − |
ドールズフロントライン | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド 4 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド ハードライン | − | − | 項目参照 |
バトルフロント | 映画 | フィル・ブローカー | HK45C USPコンパクトかも 自宅のガンケースから取り出して使用 |
プレデターズ | − | − | 項目参照 |
僕の学校の暗殺部 | − | − | 項目参照 |
メダル オブ オナー ウォーファイター | − | − | 項目参照 |
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照