QJY-88 / 88式通用機槍 【軽機関銃】 †
88式通用機槍(QJY-88)は国営356廠(雲南西儀廠)が開発した軽機関銃である。 作動方式はロングストロークピストンのガス圧利用方式で、閉鎖方式はターンボルトロッキング。銃身と機関部はクロームメッキが施され、銃身寿命はおおよそ25,000発程度。一部部品にアルミ合金や強化プラスチックを使用することで軽量化を図っている。備え付けの二脚を用いれば軽機関銃として、三脚に据え付けて重機関銃として、仰角射撃用の三脚に固定すれば対空機銃として各々使用することができた。照準器は固定のアイアンサイトのほかに、スコープや赤外線スコープが装着できた。 1988年に開発が始まった本銃は、中国初めての独自設計の軽機関銃である67式通用機槍の代替となることが求められた。とはいえ、67式は7.62mm×54R弾を使用する威力・射程共に申し分ない汎用機関銃であり、威力・射程共に劣る小口径の5.8mm×42弾仕様の軽機関銃で完全に代替することは非常に困難だった。 2020年に後継となる新型のQJY201型通用機槍が公開された。こちらは88式通用機槍やQJY201に前後して公開された新型小銃であるQBZ191型自動歩槍とは異なり西側諸国で標準的な7.62mm×51弾を採用し、CS/LR4やQBU203型狙撃歩槍といった狙撃銃と使用弾薬を共通化させている。
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