イノセント・ヴィーナス / Innocent Venus †
2006年
監督:川越淳
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
・ストーリー
西暦2010年。地球規模で同時多発的に発生したハイパーハリケーンは、世界各国に甚大な被害をもたらした。80億あった人口は一気に30億まで減少。経済・軍事のバランスが崩壊した。
時は流れ、西暦2035年。パワードアシスト技術による復興を遂げ、支配階級「ロゴス」と貧困層「レヴィナス」に分断された日本。ロゴスの反乱分子鎮圧とレヴィナスの監視を目的とした特殊部隊≪ファントム≫を脱走した主人公の葛城 丈と相棒の鶴沢 仁は、謎を秘めた少女・登戸 沙那を連れ出す。彼ら3人の行く手には何が待っているのか!?
完全オリジナル近未来幕末アクション!
・作品解説
近未来のフィクション作品ではOICWを軍事技術としてすでに実用化している描写が多く、本作の「ライト・ウォーリア*1」も、もれなくこの例に当てはまる。
ただXM29と違い、銃本体にOICWの機能を詰め込むのではなく、ヘルメットやバックパックに機能を分担させて小型化・軽量化を図り、アサルトライフルとしてF2000を使用している点は、本作オリジナルの設定である。
これにより、センサーや通信装置を小型コンピューターで管理し、超高々度飛行船による無線戦術ネットワークを介してリアルタイムでバックアップを受け、より効率化した作戦行動が取ることが可能となった。
また、重装甲パワードスーツ「グラディエーター」や歩行戦車「ヘヴィー・ウォーリア」といった兵器は、OICWの機能を機動兵器に導入した典型的な例である。