モデル | 全長 | 銃身長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
M1910 | 151mm | 88.5mm | 570g | .32 ACP | 7+1 | ベルギー |
---|---|---|---|---|---|---|
.380 ACP | 6+1 | |||||
M1922 | 178mm | 113mm | 700g | .32 ACP | 9+1 | |
.380 ACP | 8+1 |
ジョン・ブローニングが、FN M1900の後継モデルとして1908年に開発した小型自動拳銃。
取り出す際に衣服に引っ掛からぬよう、極力出っ張りを落としたスナッグプルーフデザインで、通常のアイアンサイトや露出式ハンマーがオミットされている。代わりに照準はスライド上部に掘られたフルート(溝)とその内部のごく小さなサイトで行い、トリガーはシングルアクション、撃発はストライカー式とされた。グリップセイフティやマガジンセイフティが採用されたことから、携行時や落下時の暴発の危険性もほぼ無く、ワルサーのPPやP38などのダブルアクションピストルが登場するまで、安全性に最も優れていた。小型で携行性に優れ、機能的にも外見的にも当時としては最も洗練されたオートマチックだった。
護身用や刑事の携帯用として好まれ、マーケットで世界的成功をおさめた。戦後も1975年まで生産が続けられ、100万挺以上も作られたロングセラーピストルとなっている。
派生型のひとつとして知られるM1922(またはM1910/1922)は、当時のユーゴスラビア軍の要望に応じて1921年に開発された、銃身とグリップが延長されたモデルである。第2次世界大戦中には、ベルギー占領によってFNの工場が接収されたのち、M1910と共にドイツ向けに生産が行われた。製品にはナチスの生産スタンプが打刻され、FNのロゴが施されたエボナイト*1製グリップパネルは、シンプルなチェッカリングが施された木製のものに置き換えられた。1940年から1944年までに約36万挺のドイツ軍モデルが製造され、軽量なことからドイツ空軍で多く使用された。
ちなみに.380ACP弾モデルが「ブローニング.380」の名で呼ばれるようになるのは、戦後型のM1955以降のモデルからである。
第2次大戦前には、日本にも大量に輸入されて、警察用や旧軍将校の護身用として使用された。戦後の警察においても私服警官や女性警官向きとして採用され、一部地方では現役である。
ちなみに、第1次世界大戦の引き金となった1914年のサラエボ事件で、オーストリア皇太子夫妻の命を奪った暗殺犯ガブリロ・プリンチプが使用したのはこの銃の.380ACP仕様で、現在はウィーン軍事博物館に展示されている。
作品名 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
007は殺しの番号 | − | − | 項目参照 |
226 | 映画 | 決起将校 | − |
5年3組魔法組 | 特撮 | 強盗 | 発砲なし |
竹田リンイチ(チクワ) | バンノーダーで引き寄せる 発砲なし | ||
K-20 | 映画 | 警官 | − |
ZINGY | − | − | 項目参照 |
相棒 | − | − | 項目参照 |
アリソン | 小説 | アリソン | − |
アリソンとリリア | アニメ | アリソン | − |
暗黒神話 | 漫画 | 尾形二郎 | − |
宇宙刑事ギャバン | 特撮 | クラッシャー | 人間変身時 |
石黒 幸三 | 回想シーン | ||
宇宙大怪獣ドゴラ | 映画 | 駒井 | − |
浦安鉄筋家族 | 漫画 | 運動会の徒競走スタート係 | 薬莢が排出されていたのでモデルガンの可能性あり |
エル・カザド | − | − | 項目参照 |
怪傑ズバット | 特撮 | ダッカー団員 | − |
しずか | 発砲なし | ||
帰ってきたウルトラマン | 特撮 | 伊吹隊長 | 最終話『ウルトラ五つの誓い』 バット星人に対し使用 |
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD | − | − | 項目参照 |
仮面ライダーV3 | 特撮 | デストロンハンター1号 | 発砲なし |
巨獣特捜ジャスピオン | 特撮 | ゲンガ ザウル | 人間形態時 |
キングコング | − | − | 項目参照 |
旭日の艦隊 | − | − | 項目参照 |
狂い咲きサンダーロード | − | − | 項目参照 |
月光仮面 | 特撮 | 月光仮面 | 二挺拳銃 |
公権力横領捜査官 中坊林太郎 | − | − | 項目参照 |
交渉人-THE NEGOTIATOR- | TVドラマ | 宇佐木玲子 | 第1シーズン 籠城犯との交渉時に使用 詳しい形式は不明(下着に挟んで秘匿携行) |
ゴジラ | − | − | 項目参照 |
五星戦隊ダイレンジャー | 特撮 | 小人の人形 | 鍵道化師の妖力で操られた物 |
強盗犯人 | 歌舞伎小僧憑依時にも使用 | ||
コヨーテ ラグタイム ショー | − | − | 項目参照 |
ゴルゴ13 | − | − | 項目参照 |
ケータイ刑事 銭形零 | − | − | 項目参照 |
憲兵と幽霊 | 映画 | 波島憲兵中尉 | 終盤の銃撃戦で使用 |
ザ・カゲスター | 特撮 | カメレオン男 | 発砲なし |
ザ・グリード | − | − | 項目参照 |
サクラ大戦 | − | − | 項目参照 |
殺人遊戯 | 映画 | 津山 美沙子 | − |
ジオブリーダーズ | − | − | 項目参照 |
時空戦士スピルバン | 特撮 | シャドー ガシャー | 17話 |
ムムム団員 | 39話 | ||
ギャング役の役者 | − | ||
シティーハンター | − | − | 項目参照 |
ジパング | − | − | 項目参照 |
終末のイゼッタ | − | − | 項目参照 |
スパイ・ゾルゲ | 映画 | 中橋中尉 | − |
スマグラー | 映画 | 砧 | 置いてあったものを使用 |
西部警察 | − | − | 項目参照 |
絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD- | 特撮 | ジュン | 第三話『拳銃』 |
ギャングボス | ジュンが落とした物 減音器を取り付けて使用 | ||
ゼロイン(作品名) | − | − | 項目参照 |
太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男- | − | − | 項目参照 |
逮捕しちゃうぞ-The Movie- | アニメ | 柄本 | − |
沈黙の艦隊 | 漫画 | 海原 大吾 | おそらく? |
刑事貴族 | TVドラマ | 麻生なおみ | 第3シーズン『ファイナル・バトル』にて 代官署襲撃時に所持 (本城刑事に阻止され、発砲せず) |
電子戦隊デンジマン | 特撮 | ダストラー人間態 | − |
香月美那子 | 発砲なし | ||
東京 | 漫画 | 佐野一平 | − |
特救指令ソルブレイン | 特撮 | メサイヤ | 警官から奪った物 |
その他多数の登場人物 | − | ||
特警ウインスペクター | 特撮 | 里中 | − |
特捜エクシードラフト | 特撮 | 氷室松男 | 減音器付 |
赤いスペード構成員 | 発砲なし | ||
賞金稼ぎのロボット | 本銃型のビームガンも使用 | ||
友達以上恋人未満 | ゲーム | 八尾 日向 | エアソフトガン |
トランスフォーマー 超神マスターフォース | − | − | 項目参照 |
忍者キャプター | 特撮 | アブチ大統領のSP | 発砲なし |
鋼の錬金術師 | − | − | 項目参照 |
ぴことぴけ | − | − | 項目参照 |
ビッグマグナム黒岩先生 | − | − | 項目参照 |
バトルフィーバーJ | 特撮 | ダイアン・マーチン | シルバーモデル 発砲なし |
サロメ | − | ||
ブラックエンジェルス | 漫画 | 大友健三郎 妖姫(神霊) 刑事 大野 | − |
ブレット・ザ・ウィザード | 漫画 | ブレット | 最終話 魔法銃 |
ホームアローン3 | 映画 | アリス・リボンズ | 減音器付 |
ボール・ブレット・ガン | − | − | 項目参照 |
マーダーライセンス牙 | 漫画 | 奥山純也 平成維新団 サルマン・ヤコブレフ | M1922 |
空山周造 チャムロ・グルン ダニエラ | − | ||
名探偵コナン | − | − | 項目参照 |
闇のイージス | − | − | 項目参照 |
夕焼けの詩〜三丁目の夕日 | 漫画 | パーマの刑事 | 第19集「雪見酒」 |
傭兵たちの挽歌 | − | − | 項目参照 |
蘇える金狼 | − | − | 項目参照 |
リリアとトレイズ | 小説 | アリソン | − |
ルパン三世 | − | − | 項目参照 |
レディ☆ドール | 漫画 | 等々力警部 | − |
ロボコップ2 | − | − | 項目参照 |
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