小隊 †
元自衛官の作家、砂川文次の短編小説。第164回芥川賞候補作品。
ロシア軍の北海道侵攻と、それを迎撃する自衛隊の戦闘を、自衛隊士官からの視点で描く。
現代の日本社会と若者たちが戦後初めて直面する戦争の現実が、元自衛官の視点や多くの専門用語等からリアリティ溢れる描写で綴られるミリタリー小説となっている。
2024年7月には小隊の10年後の世界を描く続編小説「越境」が出版された他、2024年8月から文春オンラインにてコミック版が短期連載されている。
小隊 †
2020年
文藝春秋,砂川文次
コミック版 †
2024年
文藝春秋,作画:柏葉比呂樹
原作:砂川文次
越境 †
2024年
文藝春秋,砂川文次
2023年から24年にかけて雑誌「文學界」にて連載された長編小説。
前作の「小隊」から10年後を舞台に、ロシア軍・自衛隊残党、マフィア、民兵、難民によって支配され無法地帯と化した北海道北部で、攻撃ヘリパイロットの主人公が安全地帯へ逃避行を続けるストーリーとなっている。