ロッキード・マーチン ジャベリン / Lockheed Martin "Javelin" 【対戦車誘導弾】 †![]()
アメリカのロッキード・マーチン社とレイセオン社が共同開発した、携行式の対物火器。「ジャベリン」は古代から使われてきた投擲用の槍のこと。アメリカ陸軍の制式名称は"FGM-148"。1983年にアメリカ陸軍が導入した"AAWS-M(Advanced Anti-Tank Weapon System-Medium)"要件に基づき、1986年に開発がスタートした。 CLU(Command Launch Unit / 発射管制ユニット)と、ミサイル本体を内包するLTA(Launch Tube Assembly / 発射筒アセンブリ)の2つに分かれており、これらを組み立てるだけで大掛かりな準備をすることなく発射できるのが特徴。発射方式はいわゆる「コールド・ランチ」式で、ミサイルは発射筒から圧縮ガスで押し出された後、ロケットモーターに点火する。このため、バックブラストが比較的小さく、閉鎖された塹壕からでも発射が可能など、撃つ場所が屋外に限定されない。前任のM47ドラゴンと異なり伏射*1も可能である。また、CLUは2000m以上離れた目標を捕捉し、熱源式暗視機能も有して昼夜を問わず照準が可能なことから、これ単体で索敵にも活用される。 アメリカ陸軍では、1975年から使っていたM47ドラゴンに替わって、1996年からジャベリンの部隊配備が始まり、2003年のイラク戦争で初めて実戦で使用された。採用国はアメリカの他、オーストラリアやイギリス、台湾ほか数十カ国に上る。 なお、イギリスの開発した携行式地対空ミサイルにもジャベリンの名を持つものがあるが、こちらはタレス ブローパイプの改良型であり、本ミサイルとは全くの別物である。イギリスも、ミラン対戦車ミサイルの後継としてFGM-148 ジャベリンを採用したのでますますややこしいが、対空ミサイルのタレス ジャベリンは1993年に退役したので、「被っていない」とされているようだ。*2
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