パラ・オーディナンス P14 / Para-Ordnance P14 【自動拳銃】 †![]()
カナダのパラ・オーディナンス*1社(現:パラUSA)が、80年代末期から90年代初頭にかけて開発した1911クローン。ダブルカラムマガジンを使用する同社独自のフレーム(ダブルスタック)を採用したモデルである。装弾数が14発なので『P14』の型番がついた。 本来は民間市場がターゲットの製品で、レースガン向けの高精度で高額のカスタムモデルなどがラインナップされていたが、著名なガンスミス、レス・ベアーによるカスタムP14が、FBIのHRT(Hostage Rescue Team = 人質救出部隊)の制式サイドアーム候補に選ばれたことで、法執行機関向けとしても注目された。ただ、このHRT採用モデルは、発注されたうちの半分も納入されず、納入された物もトラブルが発生したことから、補充も兼ねて新たな制式拳銃の選定が行われている。 Pシリーズ以外にも、従来のシングルスタックモデルを製造しており(『パラ・オーディナンス 1911』を参照)、生産拠点もカナダ本国からアメリカ国内に移転され、社名も「パラUSA」に変更されている。
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