モデル | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
P250 フルサイズ | 203mm | 833g | 9mm×19 .357 SIG .40 S&W .45 ACP | 17+1 14+1 14+1 10+1 | ドイツ アメリカ |
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P250 コンパクト | 182mm | 763g | 9mm×19 .357 SIG .40 S&W .45 ACP | 15+1 13+1 13+1 9+1 | |
P250 コンパクト スレッテッド バレル | 182mm | 763g | 9mm×19 | 15+1 | |
P250-22 | 182mm | 601g | .22LR | 10+1 | |
P250 サブコンパクト | 170mm | 550g | .380ACP | 12/15+1 | |
706g | 9mm×19 .357 SIG .40 S&W .45 ACP | 12+1 10+1 10+1 6+1 |
ドイツのザウエル&ゾーンとアメリカのシグアームズの技術者との協力によって開発されたポリマーフレーム自動拳銃。2004年度のドイツ・ニュルンベルグにおけるIWAエキシビジョンにおいて発表された。
AFPBを内蔵し、マニュアルセイフティを廃している点はこれまでのシグザウエル・ピストルと同様だが、同ブランドのポリマーフレーム拳銃の先達であるシグプロシリーズと異なり、デコッキングレバーも廃止し、ハンマースパーもオミットしてダブルアクションオンリーとするなど、グロックシリーズを強く意識したシンプルな設計となっている。部品点数も約40パーツにまで抑えられ、軽量化及びコストダウンに成功している。
さらにフレーム内部のメカニズムを金属製のインナーフレームにまとめてコンポーネント化し、整備性と拡張性の高いモジュラー構造を採用。これにより、部品交換での口径の振替えと、グリップサイズの異なるフレーム(グリップモジュール)への交換が、ユーザーの手で簡単に行えるようになっている。
コンポーネント化されたトリガーユニットにはシリアルナンバーが打刻されており、このユニットが銃本体として登録される。この仕組みのメリットはフレームサイズ変更時の課税を受けずに済む点である。グリップ部のサイズ変更であれば前後ストラップ部のみの交換で済むが、フルサイズからコンパクトへ、といったサイズのコンバートとなるとフレームそのものの交換が必要となる。従来は別フレームを用意するにはフレーム事の登録税を支払う必要があるが、本銃では取り外し可能なトリガーユニットに登録税が掛けられるため、サイズ変更用のグリップモジュールを別途用意しても課税を受けることはない。コスト面でもモジュラー化の一助となっている。
スライドリリースレバーやマガジンリリースボタンなど、操作系のアンビ化も施されている。トリガーはショートリセット機能(引き切った状態からわずかに戻すとリセットされるトリガー。本銃のリセット距離は3mm)を備えているものの、グロックのようなプリコック式や同シグのDAKトリガー*1とは異なり、単純にダブルアクションのみとなっている。
2007年に北米市場で発表された際は9mm×19モデルのみだったが、2008年のショットショーで、コンパクトモデルにのみ.45 ACPモデルが発表され、2009年には全モデルで.357 SIG、.40 S&W、.45 ACPの各口径モデルが追加された。また、2012年にはサブコンパクトモデルに.380 ACPモデルが追加。スライドが9mm×19サイズで重いため、バレル側を軽量化することで作動バランスを確保している。
2014年には本銃の撃発システムをストライカー化したP320が登場した。マガジンやグリップモジュールを本銃と共有している。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
ザ・シューター | − | − | 項目参照 |
ナイト&デイ | − | − | 項目参照 |
泣く男 | 映画 | チン・ゴン | コンパクトモデル サイレンサー装着 冒頭で使用 |
ブラックハット | 映画 | アレックス・トラン刑事 | コンパクトモデル 埠頭での銃撃戦で使用 |
ニコラス・ハサウェイ | 埠頭でトランが落とした物を使用 | ||
ホワイトハウス・ダウン | − | − | 項目参照 |
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