ロビンソン XCR / Robinson Armament XCR 【突撃銃】 †
アメリカのロビンソン・アーマメント・カンパニー(Robinson Armament Company)が開発した、複数の口径に対応した次世代突撃銃。2004年に同社のアレックス・J・ロビンソンが設計を担当した。 2003年に行われたUS SOCOMの『SOF コンバットアサルトライフル(別名:SCAR)』トライアル提出用として、XCRの開発は始まった。同社は以前にもSOCOMのトライアル『SPR-V』(詳細は『ナイツ SR-47』項を参照)に参加しており、その提出用銃である「RAV-02」で培った技術を引き継ぐ形で開発が進行した。しかし、ブランク・ファイアリング・アダプター*1の調達の遅れという些細な理由から、トライアルからの脱落を余儀なくされる。トライアルではFN社のSCARに敗れたものの、同社は開発を続行し、現在は民間市場での販売を行っている。 レシーバー周りなどXCRの外観はM16/M4タイプに近いが、作動方式はAK47などが採用しているロングストローク・ガスピストンである。アッパーレシーバーはハンドガードと一体型となり、上部に17インチのピカティニーレールを搭載。ボルトフォワードアシスト機能は、レシーバー左側面に配されたチャージングハンドルに統合されている。 基本プラットフォームは、16インチバレルの5.56mm×45モデルだが、ヘックスレンチのみで他の口径や銃身長に交換できる。フラッグシップモデルの「XCR-L」の製造は、2006年中頃に開始。2007年には6.8mm×43 SPCモデル、2008年には7.62mm×39モデルが登場。 7.62mm×51モデルの「XCR-M」は、スタンダードとミニの2種類が存在する。スタンダードは16及び18.6インチバレル、ミニは13、14.7、16インチバレルを備える。
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