79式短機関銃 / 79式冲鋒槍 【短機関銃】 †
中国兵器工業第208研究所が開発し、国営346廠が製造した短機関銃。ジャングル戦向けの火器として1970年代に開発された。 作動は短機関銃としては珍しいガス圧利用式。クローズドボルト発火で、回転式の内蔵ハンマーで撃発する。レシーバー、ショルダーストックなどは、プレススチール製。当時、人民解放軍の主力ライフルだった56式自動歩槍に操作性を似せて設計されており、セイフティを兼用した大型のレバータイプのセレクターが、レシーバーの右側面、トリガー上方に装備されている。ただ、AKと異なり、中段まで押し下げるとセミオート射撃、下方いっぱいまで押し下げるとフルオート射撃となる。 軍制式から外されて以降は段階的に後継銃へと置き換えが進められ、代わりに武装警察と公安警察へ配備された。2007年6月8日に上海で発生した人質事件では狙撃銃の代用として運用され、犯人の射殺と人質の救出に成功している。2017年からはCS/LS2などの9mmパラベラム弾仕様の新しい短機関銃が採用され、交代が進んでいる。
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