スタームルガー P95 / Sturm, Ruger P95 【自動拳銃】 †
スタームルガー社が、P85から続くPシリーズの流れを汲むモデルとして1996年に発売した自動拳銃。
それまでのPシリーズと違い、ポリマーフレームを採用しているのが特徴。グリップがフレームと一体構造なので、同系列(同装弾数)の銃よりもグリップがやや細い。
それぞれにシルバー(ステンレス)モデルが用意されており、シルバーモデルはモデル名の頭にKがつく。モデル名にDがつくのはデコックオンリーモデル、つかないのはマニュアルセーフティモデルである。このほかにダブルアクションオンリーモデルのP95DAOがある。また、DPRというピカティニーレールを装備したモデルも発売された。現在はピカティニーレールを組み込んだP95PR、及びP95PR15のステンレスモデルのみが生産を継続中で、デコックオンリーモデルは何れも生産終了となっている。
なお、P95とP95PR15はマガジンの容量が異なるだけで、基本的には同一のモデル。これはカリフォルニア州など銃規制の厳しい地域では、大容量マガジンとその対応モデルの販売が規制されているからであり、州によっては販売・所持できないモデルに『15』と追記しているようだ(『PR』の方は『ピカティニーレール』の意味)。
民間向けとして人気の高いスタームルガー製品であるが、P95DCモデルは米軍TACOM*1の制式サイドアームとして5,000挺の納入契約が結ばれており、品質は軍用にも劣らないことが窺える。
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