モデル | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
P2000 | 173mm | 703g | 9mm×19 | 10/13/16+1 | ドイツ アメリカ |
---|---|---|---|---|---|
.40 S&W | 10/12+1 | ||||
.357 SIG | |||||
P2000SK | 163mm | 676g | 9mm×19 | 10+1 | |
.40 S&W | 9+1 | ||||
.357 SIG |
H&K社が2001年に発表したコンパクトタイプの自動拳銃。
ドイツの警察用ピストル「P10」として採用されたUSP コンパクトだったが、女性など手の小さな警官の間からはグリップが太く握りにくいとの声があがった。そこで、USPで求めた汎用性とは異なり、よりコンパクトさを追求して設計されたのがこのP2000である。
グリップはワルサー P99の機能をそのまま取り入れた、バックストラップ交換タイプ*1となり、各レバー類はスライドリリースレバーに至るまでアンビデザインとなっている。マガジンはUSPコンパクトと互換性がある。
そして、USPコンパクトのバリエーション機能のひとつだった「Combat Defence Action(CDA)」が本銃の主軸の機能となっている。これは基本的にはDAO(ダブルアクションオンリー)ながら、トリガープルをシングルアクション並みの軽さとするシステムである。これにより多少の安全性を犠牲にするが、DAOの利点を活かしながらもガク引きを抑え、即応性と命中精度の向上に繋げることができる、グロックのセイフ・アクションと同様の機構である。ちなみに「CDA」はヨーロッパ市場向けの呼び名で、アメリカ市場では「LEM(Law Enforcement Modification)」とされている。
なお、初期のモデルはフレームのアクセサリーレールが独自規格だったが、のちにピカティニー規格に変更されている。
基本のP2000はCDAとコンベンショナルダブルアクション兼用で、スライド後部のハンマー真横にデコッキングラッチを有するモデルだが、アクションやCDAのトリガープルの違いにより、さらにV1〜5までのバリエーションがある。使用する弾薬にも、オプションとしてより強力な.357SIGバーションも存在する。またランヤードリングを追加した9mmモデルが、日本警察でも導入されているようだ。
現在ではよりコンパクトなサブコンパクト(独:Sub Kompakt)モデルとなる「P2000SK」がラインナップに加わっている。マガジンはP2000SK専用のものだが、USAモデルは、P2000/USPコンパクトのマガジンと互換性がある。
2005年には、上位モデルであるP30(発表当初は「P3000」の名称)が登場した。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
24 -TWENTY FOUR- | − | − | 項目参照 |
RAIL WARS! | アニメ | 桜井 あおい | 第10,11話 |
TOUGH 龍を継ぐ男 | − | − | 項目参照 |
アラームフォーコブラ11 | − | − | 項目参照 |
インセプション | − | − | 項目参照 |
キングスマン | − | − | 項目参照 |
クリムゾン・リバー | − | − | 項目参照 |
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-トクナナ- | アニメ | 二条クジャク | 第4,5,9話 9話では発砲なし |
七月清司 | 第6話 後半ではナイン構成員から奪ったMP5との二挺持ちで発砲したことも | ||
一ノ瀬栞 | 第6,9話 6話では中盤で鈍器として使用したことも 9話では発砲なし | ||
ジュラシック・ツアーズ | − | − | 項目参照 |
シン・ウルトラマン | 映画 | 神永 新二 | − |
世界征服 〜謀略のズヴィズダー〜 | アニメ | ホワイトライト構成員 | 第8話 |
絶対零度 〜未然犯罪潜入捜査〜 | TVドラマ | 石塚 辰也 | 発砲なし |
ダイ・ハード4.0 | − | − | 項目参照 |
ナイト&デイ | − | − | 項目参照 |
パニッシャー | − | − | 項目参照 |
ヒットマン(映画) | − | − | 項目参照 |
復讐捜査線 | 映画 | ダリウス・ジェドバーグ | P2000SK 発砲は終盤のみ |
トーマス・クレイヴン | ジェドバーグへのボディチェック時に発見 未使用 | ||
マイル22 | − | − | 項目参照 |
名探偵コナン | − | − | 項目参照 |
藁の楯 | 映画 | 銘苅 一基 白岩 篤子 | − |
清丸 国秀 | 山中で白岩から強奪 |
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