非常戦闘区域 / GUERREROS
2002年 スペイン映画
監督 ダニエル・カルパルソロ
1999年、コソボ。NATO軍の空爆によってセルビア兵が撤退し、制圧されていた地域には秩序が戻るはずだった。
しかし、依然として国境付近などでは不安定な情勢が続いており、NATO軍はコソボへ多国籍軍を派遣。ゲリラの武装解除と地域再建を進めていた。
PKOスペイン軍部隊の一員として、村で支援活動を行っていたヴィダル(エロイ・アソリン)は、ゲリラによって虐げられる一般市民を目撃する。同じ部隊のルカス(ルジェ・カサマジョール)やルビオ軍曹(ルベン・オチャンディアノ)の制止も聞かず、ヴィダルは単身飛び出してしまう。
強い正義感故に命令違反を犯し、部隊に迷惑をかけてしまったヴィダルに対し、部隊の仲間は辛く当たる。士官のアロンソ中尉(エドゥアルド・ノリエガ)も、そんな一体感の欠けた部隊の統率に手を焼いていた。
そんな彼らに、危険地帯の街・ルイカにある破壊された発電所の復旧任務が下った――
スペイン映画らしく、全編通してセトメ モデロLが登場する。一見するとG3ライフルに見えるこの銃は、5.56mm口径のスペイン軍制式ライフルであり、スクリーンに登場する機会は極めて少ない。
また中盤では、ブルパップスタイルの珍しさ(?)故なのか、拾い上げたファマスを不思議そうにいじる民兵の描写がある。
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