サコー Rk95 / SAKO Rk 95【突撃銃】 †
バルメ社が開発したRk76の近代化モデル。1982年にバルメ社の小火器部門がサコー社に買収されたため、現在はサコー社で生産されている。 まず一番最初に目につくのは、Rk62/76で採用されていた太いパイプ状のストックが、ガリルタイプの折り畳み式スケルトンストックに変更された事だ。ストックを構成するチューブの表面はプラスチックでコートされ、内部にはクリーニングロッドを内包する。操作系はRk62から変わらないAKシリーズと同様のものだが、コッキングハンドルに上反角がつけられ、左手でのコッキング操作も可能となっている。銃口のフラッシュハイダー部は、Rk62/76のようなバヨネットラグは廃されたが、減音器やライフルグレネードの取り付けソケットとなる多機能型に改められた。ガスブロックにはバヨネットラグとガスレギュレーターが追加された。 原型はサコー社でRk76を元に1990年に作られたM90で、これに各種改良を加えて1995年にフィンランド国防陸軍に採用され、Rk95となった。Rk62/76から外見は一新されたが、機関構造はAKMと同一で、初期のRk62から大差なく、使用する7.62mm×39弾は前世代的と批判する声もあるが、所謂「枯れた技術」のため堅牢で信頼性が高い。
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