インベル MD / IMBEL MD 【突撃銃】 †
モデル | 全長(伸長時) | 重量 | 口径 | 装弾数 | 連射速度 | 発射形式 | 製造国 |
MD2 | 764(1010)mm | 4.4kg | 5.56mm×45 | 20/30 | 700発/分 | S/F | ブラジル |
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MD3 | 1010mm | 4.57kg |
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モデルL | ?mm | 3.7kg | ?発/分 |
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モデルLC | ?mm | 2.9kg |
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MD97L | 770(1010)mm | 3.7kg | 950発/分 | S/3/F |
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MD97LC | 600(850)mm | 3.3kg | − | S |
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ブラジルの国営企業・インベル([葡]IMBEL = Indústria de Material Bélico do Brasil)が製造している突撃銃。同国がライセンス生産しているFALクローン「M964」がベースになっている。
1980年代初期、インベルは小口径ライフルの波に遅れまいと、FALの5.56mm×45弾モデルの開発に着手する。1983年、閉鎖機構にFALと同じティルトボルト方式を用いた試作型「MD1」が完成。しかし、このままでは5.56mm弾の使用には適さなかったため、後期の試作型及び以降のモデルでは、M16タイプのロータリーボルト方式に変更されている。その後、基本型である「MD2」が完成。外観的にはFALのスケールダウンだが、軽量合金やプラスチック部品を用いて軽量化を図っている。MD2は、オリジナルFALと部品の互換性がある。弾倉は、M16互換のものを使用。
MD2の改良型「Lシリーズ」も開発されたが、少数が生産されるにとどまった。1997年には、MD2の後継モデル「MD97」が登場。こちらは先代のMD2と同様、ブラジル軍の制式歩兵銃として採用されている。
さらに、MD2の短機関銃モデルである「MD2A1」も存在する。
各種バリエーション †
モデル | 特徴 |
MD1 | 試作型。初期に開発されたものは、閉鎖機構がFALと同じティルトボルト方式 |
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MD2 | 基本型。FALパラトルーパーと同じ、折り畳み可能な金属製チューブラーストック |
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MD3 | FALスタンダードと同じ、プラスチック製の固定ストック |
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MD4 | MD2と似ているが、銃身が若干短い |
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モデルL | MD2の軽量化モデル。エルゴノミクス設計。NATO規格の40mmグレネードランチャーが装着可能 |
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モデルLC | モデルLのカービンサイズ |
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MD97L | MD2の後継モデル。17.2インチバレルのフルサイズ。軍向けなのでセレクティブファイア対応 ストックは固定式と折り畳み式。40mmグレネードランチャーが装着可能 |
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MD97LC | MD97Lのカービンサイズ。13インチバレル。警察向けなのでセミオート機能のみ グレネードランチャーは装着不可 |
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MD97LM | MD97LCの特殊部隊向けモデル。セレクティブファイア対応 ピカティニーレール搭載。サプレッサーやグレネードランチャーが装着可能 |
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MD2A1 | MD2の9mm短機関銃モデル |
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登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Boiling Point: Road to Hell | ゲーム | ソール・メイヤー | MD3 ゲーム内名称"Combat Rifle" |
エリート・スクワッド | − | − | 項目参照 |
スナイパー ゴーストウォリアー | ゲーム | タイラー・ウェルズ軍曹 | MD97 |
マックス・ペイン3 | − | − | 項目参照 |
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