ラドム VIS-wz1935 / Radom VIS35 【自動拳銃】 † ポーランド軍が1935年に制式採用した、ガバメントコピーの自動拳銃。 その後、社会主義体制の崩壊と共にラドム造兵廠は民間企業Z.M.Lucznikとなり、1992年にはwz1935を民間向けとして少数限定ながら生産したが、資本主義経済の中でZ.M.Lucznikは倒産。その後再建されたものの、wz1935は再生産されなかった。だが人気はあり、現存しているものは最低でも2500ドルで取引されている。 コルト社を通じ輸出された.45 ACPモデルは、アメリカ軍将校に好まれて使用されており、戦後のアメリカ軍トライアルでもコルト社は当銃の改良型を提出。採用こそされなかったが高い評価を受け、以降のガバメントシリーズに大きな影響を与えている。 ソ連でも捕獲した当銃をしばらく制式としており、当銃のデコッキングレバーシステムをマカロフに採用している(旧西側と旧東側でデコッキングレバー装備の拳銃に違いが見られるのはこれが原因。ワルサー P38やベレッタ M92などのデコッキングレバーの選択が上:解除 下:ロックになっているのに対し、ラドムやマカロフなどは上:ロック 下:解除になっている)。 なお、当初は設計者のビィルニエブツィック(Wilniewczyc)とスコルツィピンスキー(Skrzypinski)らの名前の頭文字からWISと名付けられるはずだったが、発音が近くラテン語でPower(力)を意味するVISと呼ばれるようになった。 このページの画像はLucznik社から転載しています。
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