銃身長 | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
6in. | 279mm | 1,440g | 9mm Win.Mag. | − | アメリカ |
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.45 Win.Mag. .45 Wildey Mag. .475 Wildey Mag. .44 AMP | 8+1 |
ウィルディ・ムーア (Wildey Moore)によって開発されたマグナム・オート。『ウィルディピストル』、あるいは単に『ウィルディ』とも呼ばれ、また、当初.45ACP弾のスケールアップ版である.45ウィンチェスター・マグナム弾モデルからラインナップされたため『ウィルディ・45マグナム』とも呼ばれた。後に使用弾に加わった.475ウィルディ・マグナム弾は、登場当時は世界最強のマグナム・オート弾だった。
大威力のマグナム弾で確実な作動を得るため、ロータリーボルトとガスオペレーションという、自動小銃並みの作動・閉鎖方式を採用しているのが最大の特徴。このため『ウィルディ・ガスオート』とも呼ばれることもある。デザートイーグルと同様のシステムだが、完成はウィルディの方が早い。
バレルの基部にはダイヤル式のガス・レギュレーター(調整子)があり、これを回すことで、ガスポートに流れる発射ガスの量を調整することができる。これも一部の自動小銃*1や軽機関銃に導入されているシステムだが、拳銃では他に例を見ない。これはシステム上、どうしても火薬(発射ガス)の量に作動が左右されるため、ジャムを防止するために採り入れられたものである。
ちなみにガス圧を『ゼロ』にセットして、1発毎にボルト・スライドを手動で操作することも可能だ(あまり意味はないが)。
また、ウィルディは初の『ダブルアクション・マグナム・オート』*2であり、9mmウィンチェスター・マグナム弾モデルは初のダブルカラムマガジン仕様のマグナム・オートでもあったりと、異名が多いうえに何かと「初」の付くピストルだった。しかし、それだけ独創的なシステム故に開発は難航し、会社自体が小規模で生産のキャパシティが小さかったこともあって、銃より先に弾薬だけが発売されるという有様だった。価格も高騰し、44オートマグ同様に特殊な弾薬を使用するハンデもあって、今ひとつ販売は伸びなかった。
『世界最強のマグナム・オート(.475ウィルディマグナム弾)』の称号もデザートイーグル(.50AE)に奪われ、映画などへの登場の機会も少ない。知名度の高い先輩・後輩(オートマグとデザートイーグル)の狭間で影が薄くなってしまった、ちょっと気の毒なハンドキャノンである。
しかし、生産会社の倒産・生産停止を経ながらも、2009年現在も生産・販売は継続中。ベーシックなピストルモデルだけでなく、コンペンセイターを装着した『ピン・ガン』モデル、ショルダーストック?とフォアエンドを追加したカービンモデルなどもラインナップされ、2003年からは44オートマグ専用弾であった.44AMPモデルも追加。どっこい、しぶとく生き残っているようである。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
the EDGE | − | − | 項目参照 |
エウレカセブンAO | アニメ | 遠藤大佐 | 第十三話 |
エル・マリアッチシリーズ | − | − | 項目参照 |
ガングレイヴ | − | − | 項目参照 |
ゲームセットには早すぎる | 漫画 | 殺し屋 | − |
ザ・ヒットマン! | − | − | 項目参照 |
スーパーマグナム | 映画 | ポール・カージー | .475ウィルディマグナム |
ゼロイン | − | − | 項目参照 |
天使ノ二挺拳銃 | − | − | 項目参照 |
ハード・ウェイ | 映画 | パーティキラー | レーザーサイト付カスタムモデル セフティスラッグ |
東のエデン | − | − | 項目参照 |
ビッグマグナム黒岩先生 | − | − | 項目参照 |
四つ葉のマック | 漫画 | 四葉真記 指導官長 ヌシ | 指導官長のものを使用 − − |
ロボコップ3 | − | − | 項目参照 |
ロミオ・マスト・ダイ | − | − | 項目参照 |
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