Vフォー・ヴェンデッタ / V for Vendetta
2005年、アメリカ映画
監督:ジェームズ・マクティーグ
FREEDOM! FOREVER!
(自由を! 永遠に!)
・ストーリー
第三次世界大戦の後、勝者となったイギリスは再び世界の中心に返り咲いた。植民地時代へと逆戻りした”元”アメリカ合衆国とは反対に、ノースファイアー党のアダム・サトラー(ジョン・ハート)政権(後に終身議長に就任)は、全体主義を掲げ、徹底的な監視・管理体制下に置いた独裁国家イギリスを築き上げた。
BTN(英国国営放送局)の職員イヴィー・ハモンド(ナタリー・ポートマン)は、外出禁止時間帯の夜に出掛けた際、ロンドン警視庁公安部の秘密警察≪フィンガーマン≫に見つかってしまう。絶体絶命の危機に見舞われたところを、"V"とだけ名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に命を救われる。
しかし、"V"と名乗るその男は、国家相手にひとりテロ活動を続け、クラシック音楽の調べに合わせて街を爆破、TV局を不法占拠し、政府要人を次々と暗殺していく、正体不明・経歴不詳の人物だった。
1605年に国王の圧制に反発し国家転覆を図り失敗に終わった「ガイ・フォークス」にならって、イギリスの反逆精神の象徴となったその日『11月5日-ガイ・フォークス・デイ-』に、国民の決起を呼びかける"V"。彼と出会い、自分自身についての真実をも知るようになったイヴィーは、図らずも"V"の協力者となり、自由と正義を取り戻す革命のために立ち上がった―――