GIAT FR-F1 【小銃(狙撃銃)】 †
フランスのGIAT社製ボルトアクション狙撃銃。FR-F1とは「Fusil à Répétition modèle F1(ボルトアクションライフルF1型)」の略。1966年からフランス軍で制式狙撃銃として採用された。 FR-F1は1949年までフランス軍の主力歩兵銃だったMAS-36をベースに設計された。マガジンが固定式5発だった原型と異なり、素早いフル装填が可能な10発の着脱式ボックスマガジンに改められた。レシーバーの前後に木製のフォアエンドとショルダーストックが独立して配された外観は旧MAS-36を踏襲するが、銃身はフリーフロートとされている。フォアエンド下方には伏射用の折り畳み式二脚が標準装備されている。ストック後端のバット・プレートには、スペーサーを入れて射手の体格に合わせることが可能である。弾薬には選別された7.5mm×54マッチ弾が用意された。 フランス軍用は7.5mm×54仕様だが、輸出用が7.62mm×51仕様で製作された。1984年には改修と使用弾薬の変更を行った後継のFR-F2が登場したが、一部では単に使用弾薬を変更したのみのFR-F1が現役である。
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