デ・リーズル コマンドカービン / De Lisle Commando Carbine 【小銃】 †
全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
894mm | 3.74kg | .45 ACP | 7+1 | イギリス |
第2次大戦中、イギリスで開発された特殊作戦用ボルトアクション消音銃。発音としては「デ・ライル」もしくは「ド・ライル」が近いようだが、日本では主に「デリーズル・カービン」などの名前で紹介されている。
当時イギリスの制式ライフルから退役し、廃棄されていたSMLE Mk.IIIをベースに、ウィリアムG.デ・リーズル(William G. de Lisle)によって設計された。超音速による衝撃音を発しない亜音速弾を求めた結果、.45 ACP弾とM1911系のマガジンをそのまま使用する設計となった。銃身をすっぽり覆った一体型のサイレンサーとライフル銃床の組み合わせに加え、ボルトアクションのレシーバー下からM1911のマガジンが覗くという、とりとめの無い外見が特徴的。
希少な銃で、1942年から終戦の1945年までに試作型を含め120〜160挺ほどが作られただけのようである。しかしその消音効果は絶大で、戦後も特殊作戦に度々使用されていた。
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