機関拳銃 / Machine pistol

 拳銃の中でも、機関銃のように連射を目的とした自動拳銃の総称。似たような用途の短機関銃と違い、携帯性を重視する点が唯一異なる。
 短機関銃と比べレートリデューサー無しでは連射速度が高くなりがちで、また短機関銃より軽量であるため反動の影響を受けやすく命中精度は低い。銃床を脱着可能として対策しているものもある。

 その歴史は意外に古く、短機関銃が出来る前の1910年代には既に存在しており(シュタイアーM12/16等)、既存の拳銃を改造してフルオートにしたマウザー M712(これが発売される以前にも、コピー改造品や使用する現地でフルオート改造されたものが多い)や、同じく既存の拳銃から派生系として誕生したベレッタ 93Rグロック 18、逆に短機関銃から派生したIMI ウージーピストルなど様々なものがある。またその定義の曖昧さを利用し、短機関銃とほぼ同じ外見、構造を持つものの機関拳銃に位置づけられているミネベア 9mm機関けん銃のようなものも存在する。

 ただし、コンパクトで隠匿性が高くフルオートで殺傷力が高いこれらの銃の多くは、その危険性から公的機関に限って販売されている。民間市場で販売されることもあるが、それはフルオート機能を排除してセミオート限定にしたものである。


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Last-modified: 2023-10-09 (月) 01:18:37 (192d)