ロシア帝国 PM1910 / ПМ1910【重機関銃】 †
ロシア帝国で開発された水冷式重機関銃。PMはマキシム機関銃(Пулемёт Максима)の略。それまでロシア帝国軍に採用されていたマキシム機関銃のライセンス生産モデルPM1905の改良モデル。数多いマキシム機関銃クローンの中でも、車輪銃架や防弾盾、リブ付きジャケットなど、一際個性的なものとなっている。 1930年には水冷バレルジャケットに冷却用の水の代わりに手掴みで雪を投入出来る大型の給水口が備えられたPM1910/30が採用されている。しかしその当時、他国ではホッチキス M1914やブローニング M1919などの空冷式重機関銃が登場しており、重く嵩張る水冷式銃身のままであった本銃は、いささか時代遅れであった。 第二次世界大戦においてPM1910は、多くのメディアで描写されている督戦隊による運用が有名であるが、これら地上での戦いの他、対空機銃としても単装、連装、四連装の銃架と専用の1000発ベルトを装備したPM1910が、ジープやトラック、装甲列車など数多くの車両に搭載された。
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