ホッチキス M1914重機関銃 / Hotchkiss M1914 machine gun 【重機関銃】 †
ホッチキス M1914重機関銃(Mle 1914、オチキスまたはホチキス機関銃とも)は、第一次世界大戦期にフランス軍が使用した重機関銃である。アメリカ出身の火器技術者であるベンジャミン・B・ホッチキスが移住先のフランスで1860年代に設立したホッチキス社で開発・製造された。フランス軍の他に、第一次世界大戦後期にはアメリカ遠征軍も使用している。 反動利用・水冷式の機関銃(マキシム機関銃など)と違い、ガス圧作動・空冷式を採用している。3人チームでの運用で想定しているが、戦車内や狭い空間での使用には問題があった。初期は24発入りの保弾板(最後の弾を発射すると、自動で排出される)を使用していたが、機関銃にしては装弾数が少なすぎるとして、1917年にはベルト給弾も可能となっている。 ホッチキス M1914の旧モデルであるM1897は、保式機関砲として日本でもライセンス生産され、旧日本陸軍で使用された。さらにこの保式機関砲を元に、南部 麒次郎の設計により三八式機関銃及び三年式機関銃が開発されている。オリジナルの使用弾薬は8mmルベル弾だったが、保式は三十年式実包、三八式及び三年式機関銃は三八式実包と、いずれも当時の日本軍の標準弾薬である6.5mm×50SRを使用した。三年式は旧日本海軍でも艦載用に転用され、三年式単装機銃として使用された。 ちなみにホッチキス機関銃を製造していたフランスのホッチキス社と、文房具のホッチキス(正しくはステープラー)を製造していたアメリカのホッチキス社は、それぞれ無関係な別の会社である。*1
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