全長(銃床展開時) | 銃身長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 製造国 |
609mm(738mm) | 6in(152.4mm) | 2.9kg | 7.62mm×35 (.300 AAC Blackout) | 30+1 | S/F S | アメリカ |
サウンド・サプレッサーで有名なAAC(Advanced Armament Corporation)が2011年に発表した、PDWコンセプトの自動小銃。同社の.300AACブラックアウト弾(SAAMI表記 300 BLK)を用い、サプレッサーを標準装備している。「ハニーバジャー」とは"世界一怖い物知らずの動物"として知られるラーテル(ミツアナグマ)の英名。
開発にあたっては、MP5SDを代替すべくこれを上回る静粛性と汎用性が目標とされた。本体はAR系ライフルを基礎にして設計され、静粛性追求のためサプレッサー装備を第一義とされた。
機関部はAR15系そのままのガス直噴方式とロータリーロックボルト。本銃と共に開発された.300BLK弾により、ボルトもAR15系と同寸のものがそのまま使用されている。
ハンドガードがサプレッサーとその基部を覆っているため、一見MP5SDのような銃身一体型サプレッサーのようにも見えるが、実際は銃口付近にマズルデバイス用のネジが切られており、銃口装着型のサプレッサーを使用する。同社製のブラックアウト・フラッシュハイダーを装着して、これを介したQDサプレッサーも使用可能である。銃身長は僅か6インチと極端に短い。ハンドガード自体は長短二つのモデルが用意されている。
ボルトのバッファーも大きく切り詰められ、ガス作動用の銃身内ベントが機関部にかなり近接したショートレングス・ガスシステムながら、作動は良好であるらしい。
ストックはMP5A3(A5)に似たテレスコピックタイプで、レシーバーと尾部のバッファーチューブはこれに合わせた新設計のもの。
2011年の発表時には軍・法執行機関関係者の注目を集めたものの、2011年末にはAACの親会社であるレミントンなどの銃器メーカーを傘下に置くフリーダム・グループによって、設計者でありAACの創設者ケビン・ブリティンガムが解雇され、プロジェクトは凍結された。
その後、2015年のショット・ショーにてレミントンから法執行機関向けモデルが出品され、またAACも民間向けの販売を目指しているとの情報もあった。
2016年には、シグザウエルでMCXの開発に携わっていたブリティンガム氏が新企業「Q」を設立。2017年のショット・ショーでは同社の製品として新たに作られたハニーバジャーが披露された。
ちなみに、AACが2013年から販売している"MPW(Multi-Purpose Weapon)"は、.300 BLK弾仕様のARクローン*1で、ナイツ製のURX3を備え、銃身以外は従来のAR15/M4カービン系のパーツで構成されたもの。ハニーバジャー同様の6インチバレルモデルはラインナップされていない。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Insurgency: Sandstorm | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ: ゴースト | − | − | 項目参照 |
スプリンターセル ブラックリスト | − | − | 項目参照 |
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