小銃弾を使用する、比較的軽量かつ個人レベルで携行可能な、歩兵と共に移動しつつ攻撃支援ができる機関銃の総称。
第一次世界大戦直前のころより登場し、大戦中は歩兵支援や拠点防御に活躍。三脚などの銃座を付けることで簡易重機関銃としても使用される。
第二次大戦までの軽機関銃はマガジン給弾式が主流だったが、ドイツのMG34登場により、戦後開発された軽機関銃は汎用機関銃のようなベルトリンク給弾式が主流となった。また、自動小銃や突撃銃が主力歩兵銃として用いられるようになると、これらをベースとした軽機関銃バージョンも開発された。
なお、本サイトでは汎用機関銃もひっくるめて軽機関銃で統一している。
分隊支援火器(SAW)は軽機関銃の運用形態の一つである。(項目参照)
黎明期から第二次世界大戦にかけては、イギリスのルイスやブレン、ソ連のDP、ドイツのMG34やMG42、戦後はアメリカのM60、ベルギーのミニミやMAGなどがその代表格。
なお、ランボーを始めとするメディア作品では軽機関銃を一人で運用するケースが度々みられるが、消費弾数の多さや機関銃本体の重さにより射手の携行弾数だけでは機関銃として重要な継続的な火力を十分に発揮できないため、弾薬手や装填手を伴って運用されるケースが殆どである。ただし個人運用を目的とした分隊支援火器は例外である。
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