USSR マカロフ PB/6P9 / СССР ПБ/6П9 【自動拳銃】 †
全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
369mm(サイレンサー装着時) | 1000g | 9mm×18 | 8+1 | ソビエト |
PB/6P9は、旧ソビエト連邦で、スペツナズ・落下傘部隊が遂行する特殊任務の為に、PMをもとに設計された自動拳銃。「Пистолет Бесшумный (Pistolet Besshumnyy)」とはロシア語で「消音拳銃」を意味する。
長らくこの拳銃は東側の秘密のベールに包まれていたが、アフガニスタン紛争でソ連が配備していた本銃が鹵獲され、その存在が公となった。
特殊な設計がなされており、銃身はサイレンサー半一体型で、発射時のガスをベントからサイレンサー内部に拡散する仕組みとなっている。この設計のため、スライド部にリコイルスプリングが収まらず、グリップ内部にスプリングが移設され、L字リンクを介してスライドに動きを伝える仕組みとされた。
また、サイレンサー部分は簡易着脱式で、分解して専用の革ホルスターに本体と共に収めることができる。持ち運びは他の消音拳銃に比べ、極めて容易だ。一方、重量は約400g程度重くなっている。
グリップパネルには、PMで施されていた星ではなく、何故かダイヤマークの刻印がある。
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