PGWディフェンステクノロジーズ ティンバーウルフ / PGW Defence Technologies Timberwolf【小銃】 †
カナダのプレーリーガンワークス(現PGWディフェンステクノロジーズ社)が2001年に開発した小銃をベースに、2005年に開発した狙撃銃システム。2005年からカナダ軍において『C14 MRSWS(Medium Range Sniper Weapon System…中距離狙撃兵器システム)』として採用されている。なお、「ティンバーウルフ(Timberwolf)」はシンリンオオカミを意味する。 アクションには前方2つ、後方1つのロッキングラグが備えられており、ボルトにはらせん状のフルート(溝)が刻まれている。レシーバーはステンレススチール製やチタン合金製のものが製作されている。また、レシーバー上部やフォアエンド先端にはピカティニーレールが備えられており、 カナダ軍納入モデルに付属しているリューポルド社のMark4ライフルスコープ(16x40mm LR/T M1)等といった光学照準器の装着が可能になっている。ストックには、現行モデルにおいてはPGW社独自のHHシステムを搭載した折りたたみ式ストックを採用している。 1990年代頃から、カナダ軍は70年代より使用していたC3A1狙撃銃(パーカーヘイル M82)に代わる対人用狙撃銃を探し始めていた。一方2001年にPGW社は.408 シャイタック弾や.416PGW弾等を使用する大口径の民間用狩猟小銃を開発していた。この小銃がCFBゲージタウン基地で行われたトライアルの結果、『C14 MRSWS』として2005年にカナダ陸軍へ制式採用されることになり、C3A1と徐々に交代する形で配備されることになったのである。
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