レミントン モデル51 / Remington Model 51 【自動拳銃】

レミントン M51
銃身長全長重量口径装弾数製造国
3-1/4in168mm600g.32 ACP
.380 ACP
7+1アメリカ

 M51はアメリカのレミントン社が製造していた、同社初のオリジナル自動拳銃である。ピダーセン・デバイスを考案したことで知られるデンマーク人、ジョン・ピダーセンが1917年に設計を行った。

 撃発はストライカー方式で、作動はヘジテーション・ロックという独自のディレイド・ブローバック方式を採用している。スライドとは独立して動作するブリーチブロックを有し、これが薬室の開放を遅らせる仕組みだった。また、安全機構としてグリップセイフティとマガジンセイフティを備えている。
 
 1919年に.380ACPモデルが発売され、2年後の1921年には.32ACPモデルが登場した。
 また、当時のアメリカ海軍も発売間もないM51を購入し、これを高く評価したことから、.45ACP仕様で露出ハンマー方式の「M53」が開発された。しかしM53は海軍のテストを受けた結果、一旦は準制式化されたものの、当時すでに制式拳銃として採用されていたコルト社のM1911があったことから、兵站の混乱を避けるためにキャンセルされた。
 M51は生産終了した1927年*1までに、およそ65,000挺が作られたとされている。

 2014年にはM51のモダンカスタムである「R51」が登場している。使用弾薬は9mmパラベラム弾

登場作品ジャンル使用者備考
スパイ大作戦TVドラマリチャード・ウェストン卿シーズン4・第21話

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*1 1934年という説もある。

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Last-modified: 2016-08-24 (水) 01:39:55 (2803d)