USSR RGD-5破片手榴弾 / СССР РГД-5 Наступательная ручная граната †
第二次世界大戦後の1950年代にソ連で開発された手榴弾。破片手榴弾(Fragment Grenade)と呼ばれるタイプで、弾殻は鋳鉄製で上面半分と下面半分をライナーでつなぎ合わせている。爆発時は約350個の破片を周辺へばら撒き、敵を殺傷する。 50年代から現代にかけてソ連(ロシア)軍で使われ、ブルガリアや中国(タイプ59など)でコピー生産されたため、その数はいまだ未知数。紛争地域で見かけることが多い。 1981年より後継として着発と遅延の2つの機能を併せ持つUDZS複動信管を備えた、RGO攻撃破片手榴弾とRGN防御破片手榴弾が登場しているが、RGD-5もより新しいUZRGM-2と組み合わされて製造と運用が継続している。 なお、2005年5月10日にトビリシでジョージ・W・ブッシュ大統領の演説中にRGD-5が投げられるという事件が起きたが、幸いにも爆発せず、犯人は逮捕された。
このページの画像はウィキメディアコモンズから転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照
|