シグ MKMS / SIG MKMS 【短機関銃】 †
MKMSは、1937年にスイスのシグ社で開発、製造された短機関銃。1930年に同社のゴットハルト・エンド技師らによって開発されたMKMOの派生型である。MKMSとは「Maschinen Karabiner Militär Seitlich」の略称で、側方排莢式軍用マシンカービンの意。 元となったMKMO(Maschinen Karabiner Militär Oben;上方排莢式軍用マシンカービン)は、ハンガリーのパール・キラーイ設計によるレバー・ディレードブローバック「キラーイ・システム」を採用していた*1が、MKMSは構造の簡素化のため、一般的なオープンボルト撃発・ストレートブローバック作動に変更されていた*2。 シリーズはMKMOを基礎として、MKMSのほか、警察向けの短銃身モデルMKPO、MKPSが作られた。ごく少数がスイスの警察、陸軍、バチカンのスイス衛兵に採用されている。国外向けには282挺のMKMSがフィンランドに輸出されて継続戦争で使用された。
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