ジェニングス J-22 / Jennings J-22 【自動拳銃】 †
J-22は、アメリカのジェニングス社が1980〜1990年代に製造していた、所謂サタデーナイトスペシャルと呼ばれるポケットピストルである。.22LR弾を使用する「J-22」と、.25ACP弾を使用する「J-25」が存在する。 作動はシンプルブローバックで、ストライカー方式で撃発する。スライドとフレームは当初はアルミ合金製だったが、ブライコアームズ社以降(後述)は、安価・大量生産向きの亜鉛合金ダイカストで作られている。グリップ左側上部にマニュアルセイフティ(後期モデルでは形状が変更されている)、グリップ底部にマガジンリリースレバーを備える。 同社は、ジョージ・ジェニングス(P-25で知られるレイヴンアームズ社の設立者)の息子ブルース・ジェニングスによって1978年に設立された。後にブライコアームズ(Bryco Arms)に社名変更するが、同社製品による暴発で、幼い子供が重傷を負うという事故が起きる。この銃はJ-22では無かったのだが、各所から訴訟を受け、ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)からも「非常に危険な銃」と勧告を受けるなど、世間からバッシングを浴びることになる。2003年に同社は倒産するが、翌年、同社の一切の権利を買い取ったポール・ヒメネスが、ヒメネスアームズ(Jimenez Arms)と改名し事業を再開。ジェニングス/ブライコアームズ時代の製品をJA-22やJA-25に改名したほか、.32ACP弾や.380ACP弾を使用する新モデルも製造・販売している。
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