QBS-09(09式霰弾槍) 【散弾銃】 †![]()
QBS-09は中国の第208研究所が開発したセミオート式散弾銃である。設計は総設計師の买瑞敏以下9名により2005年から2009年にかけて行われた。製造は浙江先鋒機械株式有限公司が行っている。 作動方式はレミントン M1100で実績のある、チューブラーマガジンを覆うようなリング状のガスピストンを備えたガス圧利用式を採用しており、銃全体のスリム化に貢献している。またレミントン M1100と同様にガス調節機能も備えており、銃の状態に応じてガスの量を加減可能となっている。 銃床は伸縮式となっており、本体との接合部には反動抑制の為に弾性が持たされている。銃身内のボアの処理は環境配慮のためクロムメッキではなくニッケル燐合金メッキとなっているという。 現代では珍しく対人戦闘用途として軍に配備されている散弾銃の1つである本銃であるが、その中国軍においては比較的近距離での交戦となりやすい市街戦を強く想定している東部戦区の部隊のみならず、チベット軍区の遮蔽物に乏しい標高4800mでの高地戦演習においても携行する兵が見られるなど、環境を問わず広く配備されている。
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