マグナムリサーチ BFR / Magnum Research BFR 【回転式拳銃】 †
銃身長 | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
モデルによって様々(下表参照) | 5 | アメリカ |
1999年にアメリカのマグナムリサーチ社が発表した、大型カートリッジを使用可能なSA式の回転式拳銃。「BFR」は、"Big Frame Revolver" 及び "Biggest Finest Revolver"の略称である。開発・販売はマグナムリサーチ社で、製造はアメリカのD-Max社が行っている。
ライフリングは6条右回りで、トリガープルは約1.7kg。リアサイトには、ミレット社のフルアジャスタブルサイトが標準装備されている。
初期モデルでは.45-70モデルを始めとするロングシリンダーモデルは「マキシン」と呼ばれ、.454カスール弾などを使用するショートシリンダーモデルは「リトルマックス」と呼ばれていた。現在では単にロングシリンダー、ショートシリンダーとして扱われている。*1。
ステンレス製のフレームは、スーパーブラックホークフレームのキャストモデル(スタームルガー社によるインベストメント・キャスティング)である。モデルにもよるがバレルは最大で10インチ、重さは最大で2kg超とかなりの大型となっている。
.45-70をはじめとするライフル・カートリッジをそのまま使用可能なため、ハンティング用ライフルのサイドアームとしてうってつけのモデルであるとされる。
各種ライフルカートリッジはいずれも20インチ近いバレルから発射するための規格であるため、如何にリボルバーとしては大型とはいえ7.5インチや10インチの銃身から発射する場合は.454カスールなどのマグナム弾にはやや威力が劣るが、火薬が遅燃性であるためリコイルは2/3程度のかなりマイルドなものとなっている*2。本体の重さも反動軽減になり、装弾数も少ないため趣味のシューティングで初心者が使うのにも適している。
無論、「ライフル弾を使用可能な拳銃」というインパクトの強さもセールスの一助となっているようで、ニッチに見える本銃であるが2016年現在も順調なセールスを続けており、後発の.50ベオウルフや.500 S&Wなどに対応したモデルや、5.5インチバレルの小型モデルも発表されている。
またシリンダーギャップが僅か0.002インチ以下と極めて小さいという特徴がある。このためシリンダーギャップからのガス漏れがかなり少なく、回転式拳銃にも関わらずサイレンサーを使用すれば消音効果が発揮される希な銃の一つである。
ショートシリンダー(旧リトルマックス ) 対応表 †
モデル | 銃身長 | 全長 | 重量 | 口径 |
BFR22H7 BFR22H10 | 7-1/2in. 10in. | 349mm 412mm | 1980g 2115g | .22 Hornet |
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BFR454C6 BFR454C7 | 6-1/2in. 7-1/2in. | 323mm 349mm | 1665g 1710g | .454 Casull |
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BFR480-475 BFR480-4757 | 6-1/2in. 7-1/2in. | 323mm 349mm | 1620g 1665g | .480 Ruger/.475 Linebaugh |
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BFR50AE6 BFR50AE7 | 6-1/2in. 7-1/2in. | 323mm 349mm | 1620g 1665g | .50AE |
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ロングシリンダー(旧マキシン) 対応表 †
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