チョーク / Choke †
散弾銃の銃身の、銃口からその手前数センチ部分に仕込まれる「絞り」のこと。19世紀後半から登場した。
ショットガンは散弾を主に使う特性から、銃身を絞り込むことでパターン(散布界)と射程を調整することが出来る。
絞り込みがきつければ、パターンは狭まり射程が伸びる。逆に緩いとパターンが広がり射程は短くなる。
かつてのチョークは固定だったが、現在では交換式や可変式の物も登場し用途に合わせて調整できる。
変わった例として、プロップガンでガス圧を上げるために行われることがある。
一般的なチョーク †
以下規定されたチョークを表でまとめる。なお元の口径は12ゲージ(0.730インチ)である。
名称 | 口径[インチ] | 元口径との差[インチ] |
フルチョーク(全絞り) | 0.700 | 0.030 |
インプ・モデチョーク(3/4絞り) | 0.705 | 0.025 |
モデチョーク(半絞り) | 0.710 | 0.020 |
インプ・シリンダー(1/4絞り) | 0.720 | 0.010 |
シリンダー(平筒) | 0.730 | 絞りなし |
その他のチョーク †
名称 | 説明 |
スキートチョーク | スキート競技用チョーク。形状はメーカーで様々。 |
ダックビルハイダー | 正確に言えばマズルパーツであるが、横が開いた形状によってパターンを横に広げる。 ベトナム戦争時にアメリカ軍のショットガンに装着されていた。 コンペンセイターの項目にて詳細あり。 |
ライフルドチョーク | ライフリングが刻まれたチョーク。サボテッドスラッグ弾に回転を与えるために使われる。 |
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