ベレッタ社が、イタリア軍の制式拳銃だったM1934に替わる軍用拳銃として、第二次大戦直後に開発した自動拳銃。1953年から1980年まで製造された。
ハンマー露出式のシングルアクション撃発機構で、ドイツのワルサー P38に似たショートリコイルと降下式のロッキングブロックが組み込まれている。ベレッタ初のブリーチ閉鎖式の自動拳銃で、M92の元型ともなった。
ごく初期のモデルはフレームが軽合金製だったが、9mmパラベラム弾の使用に長期に渡っては耐えられないと判明したことから、1955年以降のモデルからスチールフレームに変更されている。本格的な生産が行われたのもこのモデルからである。
イタリア軍に採用されたほか、エジプト*1やイラクでもライセンス生産された。
1960年代には、当時のイタリア特殊部隊からの要望に応じてM1951Rが開発された。"R"は"Raffica(伊)"の略で、"Burst(英)"の意。
これはフルオート機構を持った機関拳銃で、後にベレッタ M93Rのモデルにもなっている。ロングバレルと装弾数10発の延長マガジンを有し、フレームの右側面にセミ/フル切り替えのためのセレクターが追加された。ヘビースライドと木製の折畳み式フォアグリップも備えていたが、それでもフルオート射撃の制御が難しく高度な訓練を必要とした。
市販モデルはM951ブリガディアの名で知られる。1963年にはイタリア市場向けのM952が開発されている。これはイタリアにおいて9mmパラベラム弾が軍用弾薬に指定されており民間では禁止されている為、7.65mmパラベラム弾仕様で作られたモデルである。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
007 | − | − | 項目参照 |
Insurgency: Sandstorm | − | − | 項目参照 |
エロイカより愛をこめて | − | − | 項目参照 |
今日からヒットマン | − | − | 項目参照 |
ゴジラ対メカゴジラ | − | − | 項目参照 |
ゴルゴ13 | − | − | 項目参照 |
スカーフェイス | − | − | 項目参照 |
ダーティハリー2 | − | − | 項目参照 |
タンタンの冒険旅行 シドニー行き714便 | 漫画 | スポルディング | ルガー P08との二挺拳銃(発砲なし) |
デジタル・デビル・ストーリー | − | − | 項目参照 |
ニキータ | − | − | 項目参照 |
ワイルド7 | − | − | 項目参照 |
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照