全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 製造国 |
− | 3.0kg(16インチバレル) | 5.56mm x 45 7.62mm x 39 7.62mm x 51 6.8mmSPC | 30 | S/F | アメリカ |
“MAGPUL(マグプル)”は、弾倉につけるゴム製ストラップで、その名のとおり、ポーチから弾倉を素早く引き抜くための優れたアクセサリーとして、その名が知られていた。これを開発したその名も「マグプル」社は、その後も外観と機能性とに優れた(主にポリマー素材の)小火器用アクセサリーを次々と発売し、いずれも好評を博していた。
そんなマグプル社が2007年、とうとう銃火器そのもの――それもSCARやXM8に並ぶ次世代ライフル――を開発してしまった。それが「MASADA」である。名称はイスラエルにある、かつて難攻不落の要塞があった山の名前からとられたという。
マグプル社社長いわく「軍に頼まれたわけでもなく、ただ理想のライフルを造ろうと思い造っただけ」だとか。そのプロトタイプは、開発開始から完成までわずか4ヶ月しかかからなかったらしい。
コンセプトは「Adaptive combat weapon system」。つまり変貌できる戦闘銃であり、古くはストーナーが挑戦し、近年ではSCARやXM8などが実現した最新の歩兵銃トレンドである。MASADAではストック、ハンドガードはもちろん、バレルまでも工具なしで、素早い交換が可能となっており、使用状況に応じたオプションが選択できるという。
オプションはマグプル社らしい、様々なものがデザインされている。バレルは、CQBモデルの10.5インチから、スナイパー向けの20インチまで用意され、ハンドガードは、長さやレールの有無などが異なるポリマー製とアルミ製のものが各種。ストックも固定タイプ、スナイパー向けのアジャスタブルタイプ、カービン向けの伸縮折畳みが可能なものの3種が用意されている。また、各所にピカティニーレールが装備され、各種拡張デバイスにも対応できる。
機関部は手堅く、既存のAR18のガスオペレーションメカニズムが流用された。アッパーレシーバーは金属製だが、ロワーレシーバーは軽量なポリマー製となっている。またバレルとロワーレシーバーを交換することにより様々な口径に対応できる。
各種レバー類もアンビデクストラスとされ、構えを左右スイッチしても、不都合なく操作可能となっている。プロトタイプではコッキング操作をスイッチするには、パーツ自体の組換えが必要となっていたが、製品版では完全にアンビ化されるという。
マガジンは各口径の既存のマガジンも使えるほか、マグプル独自のマガジンも開発されており、すでにMASADA用5.56mmマガジンは、AR15/M16用のアクセサリーとして販売されている。
MASADAは発表後まもなく、AR15系クローンで有名なブッシュマスター社が、製造・販売権を買い取り、「ブッシュマスターACR」として販売される予定だった。しかし、2009年現在は、ボルトアクションライフルやショットガンで知られるレミントン社へと権利が移譲され、今後「レミントンACR」の名で販売される予定であるとか。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Seven Years Of War | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティー? | − | − | 項目参照 |
ターミネーター4 | − | − | 項目参照 |
トランスフォーマー:リベンジ | − | − | 項目参照 |
ヨルムンガンド | − | − | 項目参照 |
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