外見 | モデル | 全長(伸長時) | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
− | KG-9 | 355mm | 1.5kg | 9mmx19 | 10/20/32/50 | スウェーデン |
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TEC-(DC)9 | 317mm | 1.4kg | 9mmx19 | 10/20/32/50 | アメリカ | |
TEC-(DC)9M | 241mm | 1.23kg | 9mmx19 | 10/20/32/50 | アメリカ | |
− | AB-10 | 266mm | 1.26kg | 9mmx19 | 10/20/32/50 | アメリカ |
TEC-9は、スウェーデンの銃器メーカーであるインターダイナミックAB(InterdynamicAB)社がアメリカで発売した自動拳銃である。
元々は軍用短機関銃として設計された同社の「MP-9」を再設計した物で、本体には射出整形ポリマーの部品が多く使われており、銃口には軍用としての名残であるサイレンサーなどを装着できるネジが切られている。
MP-9自体は不採用に終わって生産されることもなかったが、本銃の設計を棄てきれなかったインターダイナミックAB社は、アメリカ向けの民間ピストルとしての活路に賭けた。アメリカに子会社を設け、銃器デザイナーのジョージ・チェルグレンに再設計を依頼し、セミオートマチックオンリーの「KG-9*1」として生まれ変わらせたのである。
当初発売されたKG-9は、元となった短機関銃そのままのオープンボルト方式で精度は悪かったが、それゆえに安価で、フルオートへの改造が容易だった。そのためアメリカのギャング団などの犯罪者に非常に多く使用されることとなってしまい、インターダイナミック社はアメリカ政府からの勧告を受けることとなる。
そこでインターダイナミック社はイントラテック社へと社名を変え、フルオート改造が不可能なようにクローズドボルトで再設計した「KG-99」を開発。これを「TEC-9」として発売したが、1989年のカリフォルニア攻撃武器規制でTEC-9の販売と名前の使用が禁じられた為、「TEC-DC9」と改名してこれを回避する。
しかし、同銃はその安価さから犯罪者の使用が後をたたず、1994年に成立したAWB(連邦攻撃武器規制法)によってTEC-DC9という銃自体の製造販売が禁止されてしまう。AWBの制定も、1993年に起きたサンフランシスコ弁護士事務所乱射事件でTEC-DC9が使用されたことが契機となったのだから、いわば自らの首を絞めた格好になってしまったのである。
その後、イントラテック社は銃身の短縮などの改造を行なうことでより拳銃らしくしたAB-10(写真)を発売するが、業績は振るわず倒産に追い込まれることとなった。
なお、1999年に起きたコロンバイン高校銃乱射事件で犯人の少年二名のうち一人はAB-10を使用していた。とうとう最後まで『犯罪がらみ』の汚名を払拭しきれなかった、不運な銃である。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
RECON 2020 -バイオ モンスターズ侵略- | 映画 | アンドロイド | − |
アルティメット | − | − | 項目参照 |
今そこにある危機 | − | − | 項目参照 |
エル・マリアッチシリーズ | − | − | 項目参照 |
エレファント | 映画 | エリック | − |
オースティン・パワーズシリーズ | − | − | 項目参照 |
カウボーイビバップ | − | − | 項目参照 |
カオス | − | − | 項目参照 |
グランド・セフト・オート? | − | − | 項目参照 |
ゴースト ハンターズ | 映画 | ジャック バートン | KG9 |
重装警察 | 映画 | ケイ | 高速道路下での銃撃戦で使用 |
シン シティ? | − | − | 項目参照 |
トランスポーター2 | 映画 | マイアミ市警 警官 | レーザーサイト装着 |
バッドボーイズ | − | − | 項目参照 |
パニッシャー(2004年) | − | − | 項目参照 |
フォーリング ダウン | 映画 | D-フェンス チンピラ | KG9,チンピラから強奪 KG9 |
ブラック ラグーン? | − | − | 項目参照 |
ブレイド? | − | − | 項目参照 |
レオン | − | − | 項目参照 |
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