全長 | 銃身長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
209mm | 120mm | 950g | 7.62mm×25 9mm×19 | 8+1 | チェコスロバキア |
1952年にチェコスロバキア軍に採用された軍用自動拳銃。その制式名から『vz. 52(vzor 52;vzorは「型」や”Model”を意味するチェコ語)』の名でも知られる。これ以前に採用されていたダブルアクション自動拳銃『vz. 50』が低威力かつ信頼性に欠けるものだったことから、その後継として選定された。
撃発はシングルアクションだがトリガープルはかなり重くおよそ4kg強にも達する。フレーム後端左サイドにはデコッキング兼用の3点式マニュアルセイフティを備え、セイフティレバーをセンターにセットすることでコック&ロックも可能である。
スライドストップはフレームの左サイドに設えられ、最終弾発射後にスライドを後退位置でホールドする点では一般的だが、手ずから操作するようには出来ていない。空のマガジンを抜いたのち、いったんスライドを引き切ることでリリースされる仕組みである*1。
作動にはドイツのMG42を参考としたローラーロック機構によるショートリコイルを採用している。銃身が揺動しないことと強固なロッキングである利点から、高圧カートリッジの使用にも耐え、高い命中精度を発揮するとされる。ちなみに、自動拳銃へのローラーロック機構の採用という点では、H&K社よりも早い。
もともと使用弾薬は9mmパラベラム弾が予定されていたが、政治的理由により、当時の東側標準の7.62mm×25(.30トカレフ)口径に変更された。弾薬はチェコ国産のM48と呼ばれるサブマシンガン用の強装弾が使用されたことから、高いファイアパワーを持つ軍用オートマチックとして仕上がっている。一方で、幅が狭い割に前後長が長くグリップ後部の返しがコブ状に膨らんだ独特のグリップデザインのせいか、発砲時のキックがかなり鋭くウェブ(指の間の肉のこと)に強く食い込む点は不評である。
1982年にCZ82の登場で制式拳銃から外された後は、冷戦終結後の1990年代以降、放出品として民間市場に出回ることとなった。アメリカ市場においては、非常に安価で人気のあるピストルとなっているようだ。
またそれに伴い、9mmパラベラム弾仕様に換装できる部品も登場している。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
007 ゴールデンアイ | − | − | 項目参照 |
24 -TWENTY FOUR- | − | − | 項目参照 |
GALACTICA/ギャラクティカ | − | − | 項目参照 |
エネミー・ライン | − | − | 項目参照 |
砂ぼうず | − | − | 項目参照 |
対魔導学園35試験小隊 | アニメ | マフィア | 第1話 |
ダイモンズ | 漫画 | プログレス | − |
ピースメーカー | − | − | 項目参照 |
ヨルムンガンド | − | − | 項目参照 |
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