モデル | 全長(短縮時) | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 製造国 |
F2000 | 694mm | 3.6kg | 5.56mmx45 | 30 | S/F | ベルギー |
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F2000+GL | 727mm | 4.6kg | 5.56mmx45 40mm | 30 1 | S/F − | ベルギー |
FS2000 | 739mm | 3.4kg | 5.56mmx45 | 10/30 | S | ベルギー |
FN社が2001年に発表した、ブルパップ式の次世代突撃銃で、米国のOICWの対抗馬とされる。
IWS(Integrated Weapon System:統合火器システム)の異名を持つ本銃は、その名の通り各パーツをユニット化する事で、メンテナンスや装備の変更が容易かつ迅速に可能。排莢方式もユニークで、空薬莢は従来の薬室右には飛ばさず、チューブを経てハンドガード部まで移動させた後、右前方へと飛ばす。その為、使用者の利き手を選ばず、臨機応変にどちらの手で保持しても使える初のブルパップ式突撃銃となっている。それまでのステアー AUGなどでも、排莢孔を左右スイッチすることは可能だったが、パーツの交換が必要で、「とっさに持ち替えて撃つ」ことは難しかったのだ。
トリガーガード部には銃同様ユニット化されたアドオンが用意されており、40mmグレネードランチャー(40mmGL)や散弾銃、LAM、ピカティニーレールなどが無加工で装着可能。本体上面には、小火器としては異例のFCS(Fire Control System:火器統制装置)が装着され、内蔵されたレーザー距離計が、照準器で捉えたターゲットとの距離を自動測定し、40mmGL発砲の際などに射手に対して適切な発射角度を指示してくれる。
他方、同世代のXM29と同様、FCSには「本当に実戦で役立つか?」「実戦に対応出来る堅牢さでない」という疑問、批判も少なくない。良環境におけるメディア向けのデモ射撃では良い結果を示すことができても、苛酷な戦場での酷使に耐えられなかったり、動力源であるバッテリーが兵士の重荷となってしまう可能性があるからだ。ただ、FN社もそうした批判を意識してか、他のライフル+グレネードランチャーにも装着可能な、より簡便な汎用型FCSを新たに開発しているようだ。
また、そうした先進的な試みやスタイルの一方で、意外にも主要な機構や部品には、民生品や既に実績のある『枯れた』技術が多用されており、開発コストを抑えることに成功している。また先進技術を用いていないため輸出制限を受けることもなく、XM29等が未完成の新技術を盛り込みすぎて頓挫したのとは対照的な仕上がりとなっている。
ちなみに、このほどFN社はF2000のスポーターモデルのFS2000をPS90?と同時に発売すると米国ラスベガスのショットショーで表明した。この銃、実はミリタリー用のF2000用のフルオート発射機能の取り去っただけ(といっても過言ではない)の物で、従来のF2000同様、右利き左利きが関係なく撃てる有り難いスポーツ銃となった。このような米国ばりの軍用銃のスポーター化は、一時銃器関係者の注目の的となったという。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
FESTA!! -HYPER GIRLS POP- | ゲーム | 久遠寺 凛 | − |
”Hello,world.” | − | − | 項目参照 |
Parabellum -パラベラム- | 漫画 | − | グレネードランチャー装着 コミックス第2巻の口絵 |
イノセント・ヴィーナス | − | − | 項目参照 |
とある魔術の禁書目録 | 小説 | ミサカ | 第3巻 |
トム クランシーシリーズ スプリンターセル | ゲーム | サム フィッシャー | サイレンサー レスリーサルランチャー装備 |
バトルフィールド2? | − | − | 項目参照 |
ヒットマン ブラッドマネー? | − | − | 項目参照 |
フタコイ オルタナティブ | アニメ | ゴスロリ仮面 | 第12話 |
迷彩君 | − | − | 項目参照 |
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