64式微声手鎗 (微声拳銃) 【自動拳銃】 †
モデル | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
64式 | 230mm | 1270g | 7.62mm×17 | 8+1 | 中国 |
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67式 | 225mm | 1020g |
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1960年代に中国の兵器工廠が開発・製造した、特殊部隊向けのサイレンサーピストル。サイレンサーが着脱式ではなく、銃身と一体化しているのが特徴。
当初は56式手鎗と同じ7.62mm×25弾仕様で開発が始まったが、弾速の速い7.62mm×25弾では十分な消音効果を得るのは難しく、新たに使用弾薬として7.65mm×17弾が開発された(.32ACP弾と区別するため、7.62mm×17弾と表記する資料もある)。この弾は普通の拳銃から発射された時は音速を超えるが、64式微声手鎗では発射ガスが減圧され、亜音速で発射される。
また、スライドをロックして、単発にする代わりに後方からのガス抜けを防ぎ、さらなる消音効果を得ることも可能となっている。
64式微声手鎗の発射音は80デシベル以下と言われている。ちなみに『地下鉄の車内、ピアノの音』が大体80デシベルなので、メディア上で描かれているように『全く音がしない』というのは少々オーバーだが、それでも減音性能は相当高い。周囲に音がある状況では、発射を察知されることはまずないだろうとも言われている。
しかし、64式はサイレンサー部分が大きく扱いにくい面もあったため、1967年に改良型の『67式微声手鎗』が開発・採用された。サイレンサーはより小型となり、重量も200グラム以上軽量となっている。
64式、67式ともに、性格上その存在は機密扱いであったが、ベトナム戦争中に北ベトナム側に供与されていた物がアメリカ軍側に鹵獲され、初めて西側に存在が知られるようになった。
なお、時代が変わり中国の経済が自由化された現在は、67式微声手鎗も機密解除となり、通常の輸出品リストに加えられていると言う。
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