フランツ・ストックピストル / Franz Stock Pistol 【自動拳銃】 †
フランツ・ストックピストルは、ドイツのフランツ・ストック社(Franz Stock Maschinenbau und Werkzeugfabrik)が1921〜1932年に製造していた、シングルアクション・ストライカー方式の自動拳銃である。 作動方式はシンプルブローバック。一見すると銃身が露出しているようなデザインだが、実はスライドと一体化したバレルシュラウドであり、その内部にフレームに固定された銃身が収まっている。ファイアリングピンを内蔵したブリーチブロックユニットはスライドと分割された構造で、上部にはテイクダウンラッチを兼ねるエキストラクターが付いている。その他には、フレーム左側後部にマニュアルセイフティ、グリップ底部にマガジンリリースレバー、マガジンセイフティを備えている。 高価ではあったが品質・精度は申し分なく、民間での人気はもとより、ベルリン市警など一部の公的機関にも採用されていた。
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